プロゲーマー ゲーミングPC 勝つために必要な性能を解説

目次

プロゲーマーが求めるゲーミングPCの性能とは

プロゲーマーが求めるゲーミングPCの性能とは

勝利を左右する3つの要素

プロゲーマーにとってゲーミングPCは単なる道具ではなく、勝敗を分ける重要なパートナーです。

競技シーンで勝つために必要な性能は、高フレームレート、低遅延、そして安定性の3つに集約されます

これらの要素が揃って初めて「プロ仕様」といえるのです。

一般的なゲーマーとプロゲーマーの違いは、求める性能の水準にあります。

プロゲーマーは0.01秒の遅延が勝敗を分けることを知っているため、妥協を許しません。

例えばVALORANTやApex Legendsといった競技性の高いFPSタイトルでは、敵を発見してから照準を合わせるまでの時間が極めて短く、システム全体の応答速度が勝率に直結することが分かっています。

プロゲーマーの多くが240Hz以上のリフレッシュレートを持つモニターを使用しており、そのポテンシャルを最大限引き出すには相応のハードウェアが求められます。

フレームレートが240fpsを下回ると、モニターの性能を活かしきれず、競技において不利な状況に陥ってしまいますよね

フレームレートと勝率の相関関係

フレームレートと勝率には明確な相関関係があります。

NVIDIAの調査によれば、フレームレートが60fpsから144fpsに向上すると、FPSゲームにおけるキル/デス比が平均で約13%向上するというデータが示されています。

さらに144fpsから240fpsへの向上でも約4%の改善が見られ、プロレベルでは無視できない差となります。

この差が生まれる理由は、高フレームレートによって画面の更新頻度が上がり、敵の動きをより滑らかに捉えられるからです。

60fpsでは約16.7ミリ秒ごとに画面が更新されるのに対し、240fpsでは約4.2ミリ秒ごとに更新されます。

この差は人間の反応速度の範囲内であり、特に動体視力に優れたプロゲーマーにとっては体感できる違いとなるわけです。

加えて、フレームレートが高いほど入力遅延も減少します。

マウスやキーボードからの入力が画面に反映されるまでの時間が短縮され、エイムの精度向上に繋がります。

プロゲーマーが「PCが重い」と感じる基準は一般ユーザーとは大きく異なり、200fps以下になると違和感を覚える方もいるのではないでしょうか

プロ仕様のグラフィックボード選び

プロ仕様のグラフィックボード選び

競技シーンで選ばれるGPUの条件

プロゲーマー向けのグラフィックボード選びでは、最高設定での美麗なグラフィックスよりも、競技設定での高フレームレート維持が優先されます

多くのプロゲーマーは視認性を高めるために影やエフェクトを最低設定にしてプレイしており、グラフィック品質よりもフレームレートの安定性を重視しているのが実情です。

現行のGeForce RTX 50シリーズでは、RTX5070TiとRTX5070が競技ゲーミングにおいて最適な選択肢となります。

RTX5070Tiは1080pから1440pの解像度で、競技設定において安定して300fps以上を維持できる性能を持ち、RTX5070も1080p環境なら同等のパフォーマンスを発揮します。

RTX5090やRTX5080は確かに最高峰の性能を誇りますが、競技シーンにおいては過剰スペックとなる場合もあり、コストパフォーマンスを考えると必ずしも最適とは言えません。

Radeon陣営ではRX 9070XTが注目に値します。

FSR 4の機械学習ベースのアップスケーリング技術により、ネイティブ解像度に近い画質を保ちながらフレームレートを向上させることができ、競技性の高いタイトルでも十分な性能を発揮します。

ただしプロシーンではGeForce製品の採用率が圧倒的に高く、大会環境との互換性を考慮するとGeForceを選択した方がいいでしょう。

DLSS 4とReflex 2の競技的優位性

GeForce RTX 50シリーズが搭載するDLSS 4とReflex 2は、プロゲーマーにとって見逃せない機能です。

DLSS 4は第5世代Tensorコアを活用した機械学習ベースのアップスケーリング技術で、画質を維持しながらフレームレートを大幅に向上させます。

特にマルチフレーム生成機能により、実質的なフレームレートを2倍以上に引き上げることも可能となり、240Hzモニターの性能を余すことなく引き出せます。

Reflex 2はシステム全体の遅延を最小化する技術で、マウスクリックから画面表示までの時間を劇的に短縮します。

従来のReflex技術と比較しても、さらに数ミリ秒の遅延削減を実現しており、プロレベルの反応速度が求められる場面では決定的な差となります。

VALORANTやCounter-Strike 2といった競技FPSでは、この数ミリ秒の差が撃ち合いの勝敗を分けることもあり、プロゲーマーの多くがReflex対応タイトルでは必ず有効化しているかどうかをチェックしましょう。

遅延が勝敗に直結するという可能性があるからです。

DLSS 4とReflex 2の組み合わせは、高フレームレートと低遅延を同時に実現する画期的な技術であり、競技ゲーミングにおいて圧倒的なアドバンテージをもたらします

特にDLSS 4のマルチフレーム生成は、GPUの負荷を抑えながらフレームレートを向上させるため、発熱や消費電力の面でも優れており、長時間の練習や大会でも安定したパフォーマンスを維持できます。

解像度別の推奨グラフィックボード

競技ゲーミングにおける解像度は、プレイするタイトルやプレイヤーの好みによって異なります。

1080p(フルHD)は最も一般的で、多くのプロゲーマーが採用している解像度です。

視認性が高く、高フレームレートを維持しやすいため、反応速度が重視されるFPSタイトルに最適といえます。

1440p(WQHD)は画質とフレームレートのバランスが取れた解像度で、MOBAやバトルロイヤル系のタイトルで人気があります。

1080p環境で360Hz以上のモニターを使用する場合、GeForce RTX5070が最もコストパフォーマンスに優れた選択肢となります

VALORANTやCounter-Strike 2といった軽量なタイトルでは、競技設定で安定して400fps以上を維持でき、Apex LegendsやFortniteのような中程度の負荷のタイトルでも300fps前後を確保できます。

より高い安定性を求めるならRTX5070Tiを選択することで、どんな状況でも360fpsを下回ることがほぼなくなります。

1440p環境で240Hz以上を目指す場合は、RTX5070TiまたはRTX5080が推奨されます。

RTX5070Tiは1440pの競技設定で240fps以上を安定して維持でき、RTX5080ならさらに余裕を持ったフレームレート確保が可能です。

4K環境でのプレイは競技シーンではほとんど採用されませんが、ストリーミング配信を高画質で行いたい場合などにはRTX5080以上が必要となるでしょう。

解像度 推奨GPU 期待フレームレート(競技設定) 適したタイトル
1080p RTX5070 300-400fps VALORANT、CS2、Overwatch 2
1080p RTX5070Ti 350-450fps 全ての競技FPS
1440p RTX5070Ti 240-300fps Apex Legends、Fortnite
1440p RTX5080 300-360fps 全ての競技タイトル

最新グラフィックボード(VGA)性能一覧


GPU型番 VRAM 3DMarkスコア
TimeSpy
3DMarkスコア
FireStrike
TGP 公式
URL
価格com
URL
GeForce RTX 5090 32GB 48421 101111 575W 公式 価格
GeForce RTX 5080 16GB 31973 77442 360W 公式 価格
Radeon RX 9070 XT 16GB 29985 66221 304W 公式 価格
Radeon RX 7900 XTX 24GB 29909 72832 355W 公式 価格
GeForce RTX 5070 Ti 16GB 27013 68372 300W 公式 価格
Radeon RX 9070 16GB 26359 59752 220W 公式 価格
GeForce RTX 5070 12GB 21828 56342 250W 公式 価格
Radeon RX 7800 XT 16GB 19809 50075 263W 公式 価格
Radeon RX 9060 XT 16GB 16GB 16469 39054 145W 公式 価格
GeForce RTX 5060 Ti 16GB 16GB 15906 37891 180W 公式 価格
GeForce RTX 5060 Ti 8GB 8GB 15769 37670 180W 公式 価格
Arc B580 12GB 14558 34638 190W 公式 価格
Arc B570 10GB 13667 30610 150W 公式 価格
GeForce RTX 5060 8GB 13130 32099 145W 公式 価格
Radeon RX 7600 8GB 10762 31486 165W 公式 価格
GeForce RTX 4060 8GB 10592 28354 115W 公式 価格

パソコン おすすめモデル4選

パソコンショップSEVEN ZEFT Z55IX

パソコンショップSEVEN ZEFT Z55IX
【ZEFT Z55IX スペック】
CPUIntel Core Ultra5 235 14コア/14スレッド 5.00GHz(ブースト)/3.40GHz(ベース)
グラフィックボードGeForce RTX5070Ti (VRAM:16GB)
メモリ32GB DDR5 (32GB x1枚 クルーシャル製)
ストレージSSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースThermaltake S200 TG ARGB Plus ブラック
マザーボードintel B860 チップセット ASRock製 B860M Pro RS WiFi
電源ユニット850W 80Plus GOLD認証 電源ユニット (Silverstone製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
OSMicrosoft Windows 11 Home
パソコンショップSEVEN ZEFT Z55IX

パソコンショップSEVEN SR-ar9-9360X/S9

パソコンショップSEVEN SR-ar9-9360X/S9
【SR-ar9-9360X/S9 スペック】
CPUAMD Ryzen9 9950X 16コア/32スレッド 5.70GHz(ブースト)/4.30GHz(ベース)
メモリ16GB DDR5 (16GB x1枚 クルーシャル製)
ストレージSSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースFractal Design Pop XL Air RGB TG
CPUクーラー水冷 360mmラジエータ CoolerMaster製 水冷CPUクーラー ML 360 Core II Black
マザーボードAMD B850 チップセット ASRock製 B850M-X WiFi R2.0
電源ユニット650W 80Plus BRONZE認証 電源ユニット (COUGAR製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
光学式ドライブDVDスーパーマルチドライブ (内蔵)
OSMicrosoft Windows 11 Home
パソコンショップSEVEN SR-ar9-9360X/S9

パソコンショップSEVEN ZEFT R60HU

パソコンショップSEVEN ZEFT R60HU
【ZEFT R60HU スペック】
CPUAMD Ryzen7 9800X3D 8コア/16スレッド 5.20GHz(ブースト)/4.70GHz(ベース)
グラフィックボードGeForce RTX5070 (VRAM:12GB)
メモリ16GB DDR5 (16GB x1枚 クルーシャル製)
ストレージSSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースThermaltake S100 TG
CPUクーラー空冷 DeepCool製 空冷CPUクーラー AK400
マザーボードAMD B850 チップセット ASRock製 B850M-X WiFi R2.0
電源ユニット750W 80Plus GOLD認証 電源ユニット (Silverstone製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
OSMicrosoft Windows 11 Home
パソコンショップSEVEN ZEFT R60HU

パソコンショップSEVEN ZEFT R59YAB

パソコンショップSEVEN ZEFT R59YAB
【ZEFT R59YAB スペック】
CPUAMD Ryzen7 9700X 8コア/16スレッド 5.50GHz(ブースト)/3.80GHz(ベース)
グラフィックボードRadeon RX 7900XTX (VRAM:24GB)
メモリ32GB DDR5 (16GB x2枚 Micron製)
ストレージSSD 2TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7400Gbps/7000Gbps Crucial製)
ケースNZXT H6 Flow White
CPUクーラー空冷 DeepCool製 空冷CPUクーラー AK400
マザーボードAMD X870 チップセット ASRock製 X870 Steel Legend WiFi
電源ユニット1000W 80Plus GOLD認証 電源ユニット (アスロック製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
光学式ドライブDVDスーパーマルチドライブ (外付け)
OSMicrosoft Windows 11 Home
パソコンショップSEVEN ZEFT R59YAB

プロゲーマーが選ぶCPUの条件

プロゲーマーが選ぶCPUの条件

シングルスレッド性能が勝敗を分ける

ゲーミングPCにおいてCPUの役割は、ゲームエンジンの処理、物理演算、AI処理など多岐にわたりますが、競技ゲーミングで最も重要なのはシングルスレッド性能です

多くのゲームエンジンはメインの処理を単一のスレッドで実行するため、コア数が多くてもシングルスレッド性能が低ければフレームレートは伸びません。

Intel Core Ultra 7 265Kと265KFは、Lion Coveアーキテクチャによる高いシングルスレッド性能を持ち、競技ゲーミングに最適なCPUです。

特にキャッシュヒット率の向上により、ゲーム内での瞬間的な処理が高速化され、フレームタイムの安定性が向上しています。

Core Ultra 9 285Kと285KFはさらに高い性能を持ちますが、ゲーミング性能の差は限定的であり、配信や動画編集を同時に行わない限り、Core Ultra 7シリーズで充分です。

AMD Ryzen 7 9800X3Dは、3D V-Cache技術により圧倒的なゲーミング性能を発揮します。

大容量のL3キャッシュがゲームデータを効率的に保持し、メモリアクセスの遅延を最小化することで、特にオープンワールドゲームやバトルロイヤル系タイトルで高いフレームレートを実現します。

Ryzen 9 9950X3Dはさらに多くのコアを搭載していますが、純粋なゲーミング性能ではRyzen 7 9800X3Dと大差なく、コストを考えると9800X3Dの方が賢明な選択といえます

IntelとAMD、競技ゲーミングでの実力差

IntelとAMDのどちらを選ぶべきかは、プレイするタイトルや予算によって変わります。

一般的な傾向として、Intel Core Ultraシリーズは軽量な競技FPSタイトルで若干の優位性を持ち、AMD Ryzen 9000シリーズは重量級のタイトルやキャッシュを多用するゲームで強みを発揮します。

VALORANTやCounter-Strike 2のような軽量タイトルでは、Core Ultra 7 265Kが最高のフレームレートを叩き出します。

これらのタイトルはCPUのクロック周波数に敏感で、Intelの高いブーストクロックが有利に働くためです。

一方、Apex LegendsやFortniteのような中程度の負荷のタイトルでは、Ryzen 7 9800X3Dの大容量キャッシュが効果を発揮し、フレームレートの安定性で優位に立ちます。

プロゲーマーの採用率を見ると、FPS系のプロチームではIntelとAMDがほぼ拮抗しており、どちらを選んでも競技レベルでの性能差はほとんどありません。

むしろマザーボードの選択肢やアップグレードパス、予算などの要因で決定する方もいるのではないでしょうか。

結論として、純粋なゲーミング性能を最優先するならRyzen 7 9800X3D、配信や録画も視野に入れるならCore Ultra 7 265Kを選択するのが最適解となります

最新CPU性能一覧


型番 コア数 スレッド数 定格クロック 最大クロック Cineスコア
Multi
Cineスコア
Single
公式
URL
価格com
URL
Core Ultra 9 285K 24 24 3.20GHz 5.70GHz 42824 2446 公式 価格
Ryzen 9 9950X 16 32 4.30GHz 5.70GHz 42579 2251 公式 価格
Ryzen 9 9950X3D 16 32 4.30GHz 5.70GHz 41616 2242 公式 価格
Core i9-14900K 24 32 3.20GHz 6.00GHz 40912 2340 公式 価格
Ryzen 9 7950X 16 32 4.50GHz 5.70GHz 38394 2062 公式 価格
Ryzen 9 7950X3D 16 32 4.20GHz 5.70GHz 38318 2033 公式 価格
Core Ultra 7 265K 20 20 3.30GHz 5.50GHz 37091 2338 公式 価格
Core Ultra 7 265KF 20 20 3.30GHz 5.50GHz 37091 2338 公式 価格
Core Ultra 9 285 24 24 2.50GHz 5.60GHz 35470 2181 公式 価格
Core i7-14700K 20 28 3.40GHz 5.60GHz 35330 2217 公式 価格
Core i9-14900 24 32 2.00GHz 5.80GHz 33590 2192 公式 価格
Ryzen 9 9900X 12 24 4.40GHz 5.60GHz 32735 2220 公式 価格
Core i7-14700 20 28 2.10GHz 5.40GHz 32370 2086 公式 価格
Ryzen 9 9900X3D 12 24 4.40GHz 5.50GHz 32260 2177 公式 価格
Ryzen 9 7900X 12 24 4.70GHz 5.60GHz 29106 2024 公式 価格
Core Ultra 7 265 20 20 2.40GHz 5.30GHz 28396 2140 公式 価格
Core Ultra 7 265F 20 20 2.40GHz 5.30GHz 28396 2140 公式 価格
Core Ultra 5 245K 14 14 3.60GHz 5.20GHz 25321 0 公式 価格
Core Ultra 5 245KF 14 14 3.60GHz 5.20GHz 25321 2159 公式 価格
Ryzen 7 9700X 8 16 3.80GHz 5.50GHz 22969 2196 公式 価格
Ryzen 7 9800X3D 8 16 4.70GHz 5.40GHz 22957 2076 公式 価格
Core Ultra 5 235 14 14 3.40GHz 5.00GHz 20749 1845 公式 価格
Ryzen 7 7700 8 16 3.80GHz 5.30GHz 19407 1923 公式 価格
Ryzen 7 7800X3D 8 16 4.50GHz 5.40GHz 17641 1802 公式 価格
Core i5-14400 10 16 2.50GHz 4.70GHz 15964 1765 公式 価格
Ryzen 5 7600X 6 12 4.70GHz 5.30GHz 15210 1967 公式 価格

フレームタイムの安定性とCPU性能

平均フレームレートだけでなく、フレームタイムの安定性も競技ゲーミングでは極めて重要です。

フレームタイムとは1フレームを描画するのにかかる時間のことで、この値が不安定だとスタッター(カクつき)が発生し、エイムの精度が低下してしまいますよね。

最新のCore UltraシリーズとRyzen 9000シリーズは、どちらもフレームタイムの安定性に優れています。

Core Ultraシリーズは効率コアと性能コアのハイブリッド構成により、バックグラウンドタスクを効率コアに割り振ることで、ゲーム処理を行う性能コアへの影響を最小化します。

Ryzen 9000シリーズは大容量キャッシュにより、メモリアクセスの遅延を抑え、一貫したフレームタイムを実現しています。

特にRyzen 7 9800X3Dは、3D V-Cacheの恩恵でフレームタイムの1%ローと0.1%ローが非常に優秀です。

1%ローとは全フレームの下位1%の平均フレームレートのことで、この値が高いほど最悪の状況でもフレームレートが落ち込まないことを意味します。

プロゲーマーにとって、平均300fpsでも瞬間的に150fpsまで落ち込むPCよりも、常に280fps以上を維持できるPCの方が遥かに価値があり、勝利に直結するのです

CPU 平均fps(VALORANT) 1% Low fps 0.1% Low fps 競技適性
Core Ultra 7 265K 580fps 420fps 380fps 極めて高い
Core Ultra 9 285K 590fps 430fps 390fps 極めて高い
Ryzen 7 9800X3D 570fps 450fps 410fps 最高
Ryzen 9 9950X3D 575fps 455fps 415fps 最高


メモリ構成が競技パフォーマンスに与える影響

メモリ構成が競技パフォーマンスに与える影響

DDR5メモリの容量と速度の最適解

現行のゲーミングPCではDDR5メモリが標準となっており、DDR4を選択する理由はありません。

DDR5-5600が主流規格となっていますが、競技ゲーミングではより高速なDDR5-6000やDDR5-6400も選択肢に入ります。

メモリ速度の向上はCPUとメモリ間のデータ転送速度を高め、特にAMD Ryzen 9000シリーズではInfinity Fabricの動作クロックと連動するため、ゲーミング性能の向上に直結します。

容量については、競技ゲーミングに特化するなら32GBが最適解となります

16GBでも多くのタイトルは動作しますが、Windowsのバックグラウンドプロセスやゲームクライアント、ボイスチャットアプリなどを同時に起動すると、メモリ使用率が80%を超えることもあり、スワップが発生してフレームレートが不安定になる可能性があります。

64GBは配信や動画編集を同時に行う場合には有効ですが、純粋なゲーミングでは過剰スペックです。

メモリのレイテンシも重要な要素で、CL値が低いほど応答速度が速くなります。

DDR5-6000 CL30とDDR5-5600 CL36を比較すると、前者の方が実効レイテンシが低く、ゲーミング性能で数%の優位性を持ちます。

ただし価格差も大きいため、予算に余裕がある場合の選択肢と考えるとよいかと思います。

デュアルチャネル構成の重要性

メモリはデュアルチャネル構成で使用することが絶対条件です。

シングルチャネル(メモリスロット1枚のみ)では帯域幅が半減し、ゲーミング性能が20〜30%も低下してしまいます。

32GBを構成する場合、16GB×2枚のデュアルチャネルが基本となり、8GB×4枚の構成も可能ですが、メモリコントローラーへの負荷が増えるため、オーバークロック耐性はやや劣ります。

BTOパソコンを購入する際は、メモリ構成を必ず確認しましょう。

一部のエントリーモデルでは16GB×1枚構成で提供されることもあり、これは競技ゲーミングにおいて致命的な性能低下を招きます。

カスタマイズ画面で8GB×2枚または16GB×2枚を選択することで、デュアルチャネルの恩恵を受けられます。

メモリメーカーについては、Micron(Crucial)、GSkill、Samsungが信頼性と性能のバランスに優れています。

特にMicronのCrucialブランドは、品質管理が厳格で初期不良率が低く、プロゲーマーやeスポーツチームでの採用実績も豊富です。

GSkillは高クロックメモリのラインナップが充実しており、オーバークロックを視野に入れる場合に適しています。

パソコン おすすめモデル5選

パソコンショップSEVEN ZEFT R67E

パソコンショップSEVEN ZEFT R67E
【ZEFT R67E スペック】
CPUAMD Ryzen7 7700 8コア/16スレッド 5.30GHz(ブースト)/3.80GHz(ベース)
グラフィックボードGeForce RTX5070Ti (VRAM:16GB)
メモリ32GB DDR5 (32GB x1枚 クルーシャル製)
ストレージSSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースDeepCool CH160 PLUS Black
CPUクーラー水冷 240mmラジエータ CoolerMaster製 水冷CPUクーラー ML 240 Core II Black
マザーボードAMD B850 チップセット ASRock製 B850M-X WiFi R2.0
電源ユニット850W 80Plus GOLD認証 電源ユニット (Silverstone製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
OSMicrosoft Windows 11 Home
パソコンショップSEVEN ZEFT R67E

パソコンショップSEVEN ZEFT Z58U

パソコンショップSEVEN ZEFT Z58U
【ZEFT Z58U スペック】
CPUIntel Core Ultra7 265F 20コア/20スレッド 5.30GHz(ブースト)/2.40GHz(ベース)
グラフィックボードGeForce RTX5060Ti 16GB (VRAM:16GB)
メモリ32GB DDR5 (32GB x1枚 クルーシャル製)
ストレージSSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:5000Gbps/3900Gbps KIOXIA製)
ケースDeepCool CH170 PLUS Black
CPUクーラー空冷 DeepCool製 空冷CPUクーラー AK400
マザーボードintel B860 チップセット ASRock製 B860M Pro RS WiFi
電源ユニット650W 80Plus BRONZE認証 電源ユニット (COUGAR製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
OSMicrosoft Windows 11 Home
パソコンショップSEVEN ZEFT Z58U

パソコンショップSEVEN ZEFT Z55HH

パソコンショップSEVEN ZEFT Z55HH
【ZEFT Z55HH スペック】
CPUIntel Core Ultra9 285 24コア/24スレッド 5.60GHz(ブースト)/2.50GHz(ベース)
グラフィックボードGeForce RTX5070 (VRAM:12GB)
メモリ16GB DDR5 (16GB x1枚 クルーシャル製)
ストレージSSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースThermaltake S100 TG
CPUクーラー空冷 DeepCool製 空冷CPUクーラー AK400
マザーボードintel B860 チップセット ASRock製 B860M Pro RS WiFi
電源ユニット850W 80Plus GOLD認証 電源ユニット (Silverstone製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
OSMicrosoft Windows 11 Pro
パソコンショップSEVEN ZEFT Z55HH

パソコンショップSEVEN SR-u9-8170N/S9ND

パソコンショップSEVEN SR-u9-8170N/S9ND
【SR-u9-8170N/S9ND スペック】
CPUIntel Core Ultra9 285K 24コア/24スレッド 5.70GHz(ブースト)/3.70GHz(ベース)
メモリ32GB DDR5 (32GB x1枚 クルーシャル製)
ストレージSSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースAntec P10 FLUX
CPUクーラー空冷 サイズ製 空冷CPUクーラー SCYTHE() MUGEN6 BLACK EDITION
マザーボードintel B860 チップセット ASRock製 B860M Pro RS WiFi
電源ユニット650W 80Plus BRONZE認証 電源ユニット (COUGAR製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
OSMicrosoft Windows 11 Pro
パソコンショップSEVEN SR-u9-8170N/S9ND

パソコンショップSEVEN ZEFT Z55EM

パソコンショップSEVEN ZEFT Z55EM
【ZEFT Z55EM スペック】
CPUIntel Core Ultra7 265KF 20コア/20スレッド 5.50GHz(ブースト)/3.90GHz(ベース)
グラフィックボードGeForce RTX5070Ti (VRAM:16GB)
メモリ64GB DDR5 (32GB x2枚 クルーシャル製)
ストレージSSD 2TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースbe quiet! SILENT BASE 802 Black
CPUクーラー水冷 240mmラジエータ CoolerMaster製 水冷CPUクーラー ML 240 Core II Black
マザーボードintel Z890 チップセット ASRock製 Z890 Steel Legend WiFi
電源ユニット1000W 80Plus GOLD認証 電源ユニット (アスロック製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
光学式ドライブDVDスーパーマルチドライブ (外付け)
OSMicrosoft Windows 11 Home
パソコンショップSEVEN ZEFT Z55EM

XMPプロファイルの有効化を忘れずに

DDR5メモリを購入しても、BIOS設定でXMP(Extreme Memory Profile)またはEXPO(Extended Profiles for Overclocking)を有効化しなければ、定格のDDR5-4800で動作してしまいます。

これは非常にもったいない状況で、せっかくの高速メモリの性能を活かしきれません。

XMP/EXPOの有効化は、BIOS画面から数クリックで完了する簡単な作業です。

BTOパソコンの場合、ショップによっては出荷時に有効化してくれることもありますが、念のため初回起動時に確認することをおすすめします。

XMPプロファイルを適用することで、メモリが本来の速度で動作し、ゲーミング性能が5〜10%向上することもあります。

メモリのオーバークロックは上級者向けの調整ですが、XMP/EXPOプロファイルの適用は誰でも安全に実行できる設定であり、競技ゲーミングPCを構築する上で必須の作業といえます

この設定を行うだけで、フレームレートの向上とフレームタイムの安定化が期待でき、投資したメモリの性能を100%引き出すことができます。

ストレージ選択と読み込み速度の競技的意義

ストレージ選択と読み込み速度の競技的意義

Gen.4 SSDとGen.5 SSDの実用性

ストレージはゲームの読み込み速度に直結し、特にバトルロイヤル系やオープンワールド系のタイトルでは、マッチ開始までの時間やマップ移動時のローディングに影響します。

現行のSSDはPCIe Gen.4とGen.5が主流ですが、競技ゲーミングにおいてはGen.4 SSDで充分な性能が得られ、コストパフォーマンスに優れています

PCIe Gen.5 SSDは最大14,000MB/s超の読込速度を誇りますが、実際のゲームロード時間ではGen.4 SSD(最大7,000MB/s程度)との差はわずか数秒程度です。

例えばApex Legendsのマッチ開始までの時間は、Gen.4 SSDで約15秒、Gen.5 SSDで約13秒といった具合で、体感できる差とは言えません。

さらにGen.5 SSDは発熱が非常に高く、大型ヒートシンクやアクティブ冷却が必要となり、ケース内のエアフローにも影響を与えます。

容量については、2TBが最もバランスの取れた選択肢です。

現代のAAAタイトルは100GB以上の容量を必要とすることも珍しくなく、複数のタイトルをインストールすることを考えると、1TBでは不足する場合もあります。

4TBは配信者やコンテンツクリエイターには有用ですが、純粋な競技ゲーマーには過剰でしょう。

DirectStorageとゲームロード時間

DirectStorageは、SSDから直接GPUのVRAMにデータを転送する技術で、CPUを経由しないため読み込み速度が劇的に向上します。

対応タイトルはまだ限られていますが、今後の競技タイトルでの採用が期待されており、将来性を考慮するとDirectStorage対応のGen.4 SSD以上を選択するのが賢明です。

DirectStorageの恩恵は、単なるロード時間の短縮だけでなく、ゲーム中のアセットストリーミングにも及びます。

オープンワールドゲームで高速移動する際のテクスチャポップインが減少し、より滑らかなゲーム体験が得られます。

競技シーンではまだ顕著な影響は見られませんが、UnrealEngine 5を採用した次世代タイトルでは、この技術が標準となる可能性が高いです。

SSDメーカーの選択では、WD(Western Digital)、Crucial、キオクシアが信頼性と性能のバランスに優れています。

特にWDのBlackシリーズは、ゲーミング用途に最適化されたファームウェアを搭載し、ランダムアクセス性能が高く、ゲームロード時間の短縮に効果的です。

BTOパソコンを購入する際は、これらの人気メーカーが選べるショップを選ぶことで、長期的な信頼性を確保できます。

人気PCゲームタイトル一覧


ゲームタイトル 発売日 推奨スペック 公式
URL
Steam
URL
Street Fighter 6 / ストリートファイター6 2023/06/02 プロセッサー: Core i7 8700 / Ryzen 5 3600
グラフィック: RTX2070 / Radeon RX 5700XT
メモリー: 16 GB RAM
公式 steam
Monster Hunter Wilds
/ モンスターハンターワイルズ
2025/02/28 プロセッサー:Core i5-11600K / Ryzen 5 3600X
グラフィック: GeForce RTX 2070/ RTX 4060 / Radeon RX 6700XT
メモリー: 16 GB RAM
公式 steam
Apex Legends
/ エーペックスレジェンズ
2020/11/05 プロセッサー: Ryzen 5 / Core i5
グラフィック: Radeon R9 290/ GeForce GTX 970
メモリー: 8 GB RAM
公式 steam
ロマンシング サガ2
リベンジオブザセブン
2024/10/25 プロセッサー: Core i5-6400 / Ryzen 5 1400
グラフィック:GeForce GTX 1060 / Radeon RX 570
メモリ: 8 GB RAM
公式 steam
黒神話:悟空 2024/08/20 プロセッサー: Core i7-9700 / Ryzen 5 5500
グラフィック: GeForce RTX 2060 / Radeon RX 5700 XT / Arc A750
公式 steam
メタファー:リファンタジオ 2024/10/11 プロセッサー: Core i5-7600 / Ryzen 5 2600
グラフィック:GeForce GTX 970 / Radeon RX 480 / Arc A380
メモリ: 8 GB RAM
公式 steam
Call of Duty: Black Ops 6 2024/10/25 プロセッサー:Core i7-6700K / Ryzen 5 1600X
グラフィック: GeForce RTX 3060 / GTX 1080Ti / Radeon RX 6600XT
メモリー: 12 GB RAM
公式 steam
ドラゴンボール Sparking! ZERO 2024/10/11 プロセッサー: Core i7-9700K / Ryzen 5 3600
グラフィック:GeForce RTX 2060 / Radeon RX Vega 64
メモリ: 16 GB RAM
公式 steam
ELDEN RING SHADOW OF THE ERDTREE 2024/06/21 プロセッサー: Core i7-8700K / Ryzen 5 3600X
グラフィック: GeForce GTX 1070 / RADEON RX VEGA 56
メモリー: 16 GB RAM
公式 steam
ファイナルファンタジーXIV
黄金のレガシー
2024/07/02 プロセッサー: Core i7-9700
グラフィック: GeForce RTX 2060 / Radeon RX 5600 XT
メモリー: 16 GB RAM
公式 steam
Cities: Skylines II 2023/10/25 プロセッサー:Core i5-12600K / Ryzen 7 5800X
グラフィック: GeForce RTX 3080 | RadeonRX 6800 XT
メモリー: 16 GB RAM
公式 steam
ドラゴンズドグマ 2 2024/03/21 プロセッサー: Core i7-10700 / Ryzen 5 3600X
グラフィック GeForce RTX 2080 / Radeon RX 6700
メモリー: 16 GB
公式 steam
サイバーパンク2077:仮初めの自由 2023/09/26 プロセッサー: Core i7-12700 / Ryzen 7 7800X3D
グラフィック: GeForce RTX 2060 SUPER / Radeon RX 5700 XT
メモリー: 16 GB RAM
公式 steam
ホグワーツ・レガシー 2023/02/11 プロセッサー: Core i7-8700 / Ryzen 5 3600
グラフィック: GeForce 1080 Ti / Radeon RX 5700 XT
メモリー: 16 GB RAM
公式 steam
TEKKEN 8 / 鉄拳8 2024/01/26 プロセッサー: Core i7-7700K / Ryzen 5 2600
グラフィック: GeForce RTX 2070/ Radeon RX 5700 XT
メモリー: 16 GB RAM
公式 steam
Palworld / パルワールド 2024/01/19 プロセッサー: Core i9-9900K
グラフィック: GeForce RTX 2070
メモリー: 32 GB RAM
公式 steam
オーバーウォッチ 2 2023/08/11 プロセッサー:Core i7 / Ryzen 5
グラフィック: GeForce GTX 1060 / Radeon RX 6400
メモリー: 8 GB RAM
公式 steam
Monster Hunter RISE: Sunbreak
/ モンスターハンターライズ:サンブレイク
2022/01/13 プロセッサー:Core i5-4460 / AMD FX-8300
グラフィック: GeForce GTX 1060 / Radeon RX 570
メモリー: 8 GB RAM
公式 steam
BIOHAZARD RE:4 2023/03/24 プロセッサー: Ryzen 5 3600 / Core i7 8700
グラフィック: Radeon RX 5700 / GeForce GTX 1070
メモリー: 16 GB RAM
公式 steam
デッドバイデイライト 2016/06/15 プロセッサー: Core i3 / AMD FX-8300
グラフィック: 4GB VRAM以上
メモリー: 8 GB RAM
公式 steam
Forza Horizon 5 2021/11/09 プロセッサー: Core i5-8400 / Ryzen 5 1500X
グラフィック: GTX 1070 / Radeon RX 590
メモリー: 16 GB RAM
公式 steam

システムドライブとゲームドライブの分離

プロゲーマーの中には、システムドライブとゲームドライブを物理的に分離する方もいます。

これはWindowsのバックグラウンド処理がゲームのストレージアクセスに干渉するのを防ぐためで、フレームタイムの安定性向上に寄与します。

ただし現代の高速SSDでは、この効果は限定的であり、必須の対策とは言えません。

より実用的なアプローチは、システムとメインでプレイするタイトルを高速なGen.4 SSDに配置し、サブタイトルやリプレイデータを大容量のGen.3 SSDやHDDに保存する方法です。

これにより、コストを抑えつつ必要な性能を確保できます。

ただし競技タイトルは必ず最速のSSDにインストールすることが、ロード時間の最小化とフレームタイムの安定化に繋がります。

ストレージ構成 システム メインタイトル サブタイトル 総容量 コスト
シングルドライブ Gen.4 2TB Gen.4 2TB Gen.4 2TB 2TB
デュアルドライブ Gen.4 1TB Gen.4 1TB Gen.3 2TB 3TB
トリプルドライブ Gen.4 500GB Gen.4 2TB HDD 4TB 6.5TB

冷却システムと安定性の関係

冷却システムと安定性の関係

CPUクーラーの選択基準

CPUの冷却は、ブーストクロックの維持とフレームレートの安定性に直結します。

Core Ultra 200シリーズとRyzen 9000シリーズは、前世代と比較して発熱が抑制されており、適切な空冷CPUクーラーでも充分な冷却性能が得られます

水冷CPUクーラーは冷却性能では優位ですが、ポンプ故障のリスクや定期的なメンテナンスが必要となるため、信頼性を重視するプロゲーマーには空冷を選択する方も多いです。

空冷CPUクーラーの選択では、TDP(熱設計電力)に対して余裕のあるモデルを選ぶことが重要です。

Core Ultra 7 265KのTDPは125Wですが、ブースト時には200W以上に達することもあるため、250W以上の冷却能力を持つクーラーが推奨されます。

DEEPCOOLのAK620やNoctuaのNH-D15は、この要件を満たす優秀な空冷クーラーで、静音性も高く長時間のゲームセッションでも快適です。

水冷CPUクーラーを選択する場合は、360mmラジエーターを搭載したモデルが理想的です。

DEEPCOOLのLT720やCorsairのiCUE H150i ELITEは、冷却性能と静音性のバランスに優れ、オーバークロックを視野に入れる場合にも対応できます。

ただし水冷クーラーはケースの対応状況を確認する必要があり、BTOパソコンでは選択肢が限られることもあるため、購入前にカスタマイズ画面で確認しましょう。


パソコン おすすめモデル4選

パソコンショップSEVEN EFFA G09N

パソコンショップSEVEN EFFA G09N
【EFFA G09N スペック】
CPUIntel Core Ultra5 245KF 14コア/14スレッド 5.20GHz(ブースト)/4.20GHz(ベース)
グラフィックボードGeForce RTX5060 (VRAM:8GB)
メモリ64GB DDR5 (32GB x2枚 クルーシャル製)
ストレージSSD 2TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースOkinos Mirage 4 ARGB Black
CPUクーラー空冷 DeepCool製 空冷CPUクーラー AK400
マザーボードintel B860 チップセット ASRock製 B860M Pro RS WiFi
電源ユニット650W 80Plus BRONZE認証 電源ユニット (COUGAR製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
OSMicrosoft Windows 11 Home
パソコンショップSEVEN EFFA G09N

パソコンショップSEVEN ZEFT Z54FC

パソコンショップSEVEN ZEFT Z54FC
【ZEFT Z54FC スペック】
CPUIntel Core Ultra5 245KF 14コア/14スレッド 5.20GHz(ブースト)/4.20GHz(ベース)
グラフィックボードGeForce RTX5060Ti 16GB (VRAM:16GB)
メモリ32GB DDR5 (32GB x1枚 クルーシャル製)
ストレージSSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースINWIN A1 PRIME ピンク
CPUクーラー空冷 DeepCool製 空冷CPUクーラー AK400
マザーボードintel B860 チップセット ASRock製 B860I WiFi
電源ユニット750W 80Plus GOLD認証
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
OSMicrosoft Windows 11 Home
パソコンショップSEVEN ZEFT Z54FC

パソコンショップSEVEN ZEFT Z58Q

パソコンショップSEVEN ZEFT Z58Q
【ZEFT Z58Q スペック】
CPUIntel Core Ultra5 235 14コア/14スレッド 5.00GHz(ブースト)/3.40GHz(ベース)
グラフィックボードGeForce RTX5060Ti 16GB (VRAM:16GB)
メモリ16GB DDR5 (16GB x1枚 クルーシャル製)
ストレージSSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:5000Gbps/3900Gbps KIOXIA製)
ケースLianLi A3-mATX-WD Black
CPUクーラー水冷 240mmラジエータ CoolerMaster製 水冷CPUクーラー ML 240 Core II Black
マザーボードintel B860 チップセット ASRock製 B860M Pro RS WiFi
電源ユニット650W 80Plus BRONZE認証 電源ユニット (COUGAR製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
OSMicrosoft Windows 11 Home
パソコンショップSEVEN ZEFT Z58Q

パソコンショップSEVEN ZEFT Z55AS

パソコンショップSEVEN ZEFT Z55AS
【ZEFT Z55AS スペック】
CPUIntel Core Ultra9 285 24コア/24スレッド 5.60GHz(ブースト)/2.50GHz(ベース)
グラフィックボードGeForce RTX4060 (VRAM:8GB)
メモリ64GB DDR5 (32GB x2枚 Micron製)
ストレージSSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースASUS ROG Hyperion GR701 ホワイト
CPUクーラー空冷 サイズ製 空冷CPUクーラー SCYTHE() MUGEN6 BLACK EDITION
マザーボードintel B860 チップセット ASUS製 ROG STRIX B860-F GAMING WIFI
電源ユニット650W 80Plus BRONZE認証 電源ユニット (COUGAR製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
光学式ドライブDVDスーパーマルチドライブ (外付け)
OSMicrosoft Windows 11 Home
パソコンショップSEVEN ZEFT Z55AS

ケースのエアフローと内部温度管理

ケースのエアフローは、GPU温度とシステム全体の安定性に大きく影響します。

競技ゲーミングでは長時間の連続プレイが当たり前であり、内部温度が上昇するとGPUのブーストクロックが低下し、フレームレートが徐々に落ち込んでいく現象(サーマルスロットリング)が発生してしまいますよね。

理想的なエアフローは、前面から冷気を吸い込み、背面と上面から排気する構成です。

前面に120mmまたは140mmファンを2〜3基、背面に120mmファンを1基、上面に120mmまたは140mmファンを1〜2基配置することで、効率的な空気の流れが生まれます。

ピラーレスケースは見た目の美しさで人気ですが、エアフロー効率ではスタンダードなメッシュフロントケースに劣る場合もあり、冷却性能を最優先するならメッシュ構造のケースを選択した方がいいでしょう。

GPU温度は、競技設定でのプレイ中に75℃以下に保つことが理想です。

80℃を超えるとブーストクロックが低下し始め、85℃以上では顕著なパフォーマンス低下が見られます。

ケース内のエアフローが適切であれば、RTX5070やRTX5070Tiは70℃前後で安定し、最大性能を維持できます。

もしGPU温度が高い場合は、ケースファンの追加やファン速度の調整、ケース内のケーブルマネジメントの見直しなどが効果的です。

静音性と集中力の関係

プロゲーマーにとって、PCの動作音は集中力に影響する要素です。

ファンノイズが大きいと、ゲーム内の足音や銃声といった重要な音情報が聞き取りにくくなり、競技パフォーマンスが低下します。

特にヘッドセットを使用していても、大音量のファンノイズは振動として伝わり、長時間のプレイでは疲労の原因となります。

静音性を重視する場合、空冷CPUクーラーではNoctuaやサイズの製品が優秀です。

これらのメーカーは低回転でも高い冷却性能を発揮するファン設計を採用しており、静音性と冷却性能を両立しています。

ケースファンについても、静音性に優れたモデルを選択することで、システム全体の騒音レベルを大幅に低減できます。

冷却性能と静音性はトレードオフの関係にありますが、適切なパーツ選択とファンカーブの調整により、両立は充分に可能です

BIOS設定やファンコントロールソフトウェアを使用して、温度に応じたファン速度の自動調整を設定することで、低負荷時は静音、高負荷時は冷却性能を優先するといった柔軟な運用ができます。

電源ユニットと安定性の重要性

電源ユニットと安定性の重要性

必要な電源容量の計算

電源ユニット(PSU)は、システム全体の安定性を支える重要なコンポーネントです。

容量不足の電源では、高負荷時にシステムが不安定になり、最悪の場合は突然のシャットダウンやデータ破損を引き起こします。

競技ゲーミングPCでは、システム全体の消費電力に対して30〜40%の余裕を持った容量の電源を選択することが推奨されます

RTX5070とCore Ultra 7 265Kの組み合わせでは、ピーク時の消費電力は約450W程度となるため、750W電源が適切です。

RTX5070TiやRTX5080を搭載する場合は、850W以上の電源が必要となり、将来的なアップグレードを考慮するなら1000W電源も選択肢に入ります。

電源容量に余裕があると、電源効率が最も高い50〜60%負荷域で動作することが多くなり、発熱と騒音が抑えられます。

電源の効率規格である80 PLUS認証では、Bronze、Silver、Gold、Platinum、Titaniumの5段階があり、上位規格ほど変換効率が高く、無駄な発熱が少なくなります。

競技ゲーミングPCでは、80 PLUS Gold以上を選択することで、長期的な電気代の節約と安定性の向上が期待できます。

Platinum以上は価格が高騰するため、コストパフォーマンスを考えるとGold認証が最適解となります。

電源の品質とシステム安定性

電源の品質は、単に容量や効率だけでなく、電圧の安定性やリップルノイズの少なさにも表れます。

低品質な電源では、負荷変動時に電圧が不安定になり、CPUやGPUの動作に悪影響を及ぼします。

これはフレームレートの不安定さやシステムクラッシュの原因となり、競技シーンでは致命的です。

信頼性の高い電源メーカーとしては、Corsair、Seasonic、EVGA、Antecなどが挙げられます。

これらのメーカーは、厳格な品質管理と長期保証を提供しており、プロゲーマーやeスポーツチームでの採用実績も豊富です。

特にSeasonicは電源専業メーカーとして高い技術力を持ち、他社ブランドのOEM供給も行っているため、信頼性は折り紙付きです。

BTOパソコンを購入する際は、電源メーカーと型番を確認することが重要です。

一部のBTOショップでは、コスト削減のために無名メーカーの電源を採用していることもあり、これは長期的な信頼性に不安が残ります。

カスタマイズ画面で信頼性の高いメーカーの電源に変更できる場合は、多少のコスト増を許容してでも変更することをおすすめします。

UPSの導入と競技環境の保護

プロゲーマーの中には、UPS(無停電電源装置)を導入している方もいます。

UPSは停電や瞬間的な電圧降下からPCを保護し、大会中や重要なランクマッチでの突然のシャットダウンを防ぎます。

特に電力供給が不安定な地域や、雷が多い季節には、UPSの導入が安心感をもたらします。

UPSの容量は、PCの消費電力に応じて選択します。

750W電源を搭載したゲーミングPCなら、1000VA(約600W)以上のUPSが推奨されます。

UPSのバッテリー容量により、停電時に数分から数十分の動作が可能となり、その間にゲームを安全に終了してシステムをシャットダウンできます。

ただしUPSは高価であり、全てのゲーマーに必須というわけではありません。

自宅の電力環境が安定しており、停電の頻度が低い場合は、優先度は下がります。

それでも大会出場を目指すプロゲーマーにとっては、万が一のトラブルを回避するための保険として、検討する価値がある投資といえるでしょう。

モニターとの組み合わせで真価を発揮

モニターとの組み合わせで真価を発揮

リフレッシュレートとフレームレートの関係

どれだけ高性能なゲーミングPCを構築しても、モニターのリフレッシュレートが低ければ、その性能を活かしきれません。

モニターのリフレッシュレートは、画面が1秒間に更新される回数を示し、この値がフレームレートの上限となります

例えば144Hzモニターでは、PCが300fpsを出力していても、実際に表示されるのは144fpsまでです。

競技ゲーミングでは、240Hz以上のモニターが標準となっています。

プロゲーマーの多くは240Hzまたは360Hzモニターを使用しており、一部のトッププレイヤーは500Hzモニターも採用し始めています。

リフレッシュレートが高いほど、画面の更新が滑らかになり、敵の動きを正確に捉えられるため、反応速度とエイム精度の向上に繋がります。

モニターサイズは、24インチまたは27インチが主流です。

24インチは視野全体を把握しやすく、目の移動距離が短いため、FPSタイトルに最適といえます。

27インチは画面が大きく情報量が多いため、MOBAやバトルロイヤル系のタイトルで人気があります。

解像度は1080pが最も一般的で、フレームレートを優先する競技シーンでは、1440pよりも1080pの方が好まれる傾向にあります。

応答速度とゴーストの排除

モニターの応答速度は、ピクセルの色が変化するのにかかる時間を示し、この値が大きいとゴースト(残像)が発生します。

競技ゲーミングでは、応答速度1ms以下のモニターが推奨され、特にTNパネルやIPSパネルの高速モデルが適しています。

VAパネルは応答速度が遅い傾向にあり、競技用途には不向きです。

最新のゲーミングモニターは、オーバードライブ機能により応答速度を高速化していますが、設定を強くしすぎるとオーバーシュート(色の行き過ぎ)が発生し、逆に視認性が低下します。

適切なオーバードライブ設定を見つけることが、クリアな映像を得るための鍵となります。

多くのモニターでは、中程度のオーバードライブ設定が最もバランスが取れています。

G-SyncやFreeSyncといった可変リフレッシュレート技術も、競技ゲーミングでは重要です。

これらの技術は、GPUの出力フレームレートとモニターのリフレッシュレートを同期させ、ティアリング(画面のズレ)を防ぎます。

ただし一部のプロゲーマーは、入力遅延を最小化するためにこれらの機能を無効化しており、好みが分かれるところです。

デュアルモニター構成の実用性

プロゲーマーの多くは、メインの競技用モニターに加えて、サブモニターを使用しています。

サブモニターは、配信画面の確認、チャットの監視、攻略情報の表示などに使用され、ゲームプレイ中の利便性を高めます。

ただしゲーム中にサブモニターを見ることは集中力の分散に繋がるため、基本的にはゲーム外での使用が中心となります。

デュアルモニター構成では、メインモニターを高リフレッシュレートの競技用モデル、サブモニターを60Hzまたは75Hzの一般的なモデルとすることで、コストを抑えつつ実用性を確保できます。

サブモニターは画質や応答速度よりも、視野角の広さや目の疲れにくさを重視して選ぶとよいでしょう。

IPSパネルは視野角が広く、斜めから見ても色の変化が少ないため、サブモニターに適しています。

配信を行うプロゲーマーの場合、トリプルモニター構成も選択肢に入ります。

中央にメイン競技用モニター、左右にサブモニターを配置することで、配信ソフトウェア、チャット、ブラウザなどを同時に表示でき、作業効率が大幅に向上します。

ただしモニターアームの導入やデスクスペースの確保が必要となるため、環境に応じた判断が求められます。

モニター構成 メイン サブ1 サブ2 用途 推奨対象
シングル 240Hz 24″ 純粋な競技プレイ 全プレイヤー
デュアル 240Hz 24″ 60Hz 24″ 競技+情報確認 中級者以上
トリプル 360Hz 24″ 60Hz 24″ 60Hz 24″ 競技+配信 配信者

BTOパソコンと自作PCの選択

BTOパソコンと自作PCの選択

BTOパソコンのメリットと選び方

BTOパソコンは、パーツ選択の手間を省き、保証とサポートが付帯するため、初心者から中級者まで幅広く推奨できる選択肢です。

特にプロゲーマーを目指す若い世代にとって、PCトラブルに時間を取られることなく練習に集中できるのは大きなメリットといえます

BTOパソコンを選ぶ際は、カスタマイズの自由度が高いショップを選択することが重要です。

CPUとGPUだけでなく、メモリ、ストレージ、電源、CPUクーラー、ケースまで選択できるショップなら、自分の用途に最適化された構成を実現できます。

特にメモリメーカーやSSDメーカーを指定できるショップは、品質と信頼性の面で優位性があります。

納期も重要な要素で、大会が近い場合や新シーズンの開始に合わせてPCを用意したい場合は、即納モデルや短納期のショップを選ぶ必要があります。

一部のBTOショップでは、カスタマイズ内容によって納期が大きく変動するため、注文前に確認しましょう。

また保証期間や保証内容も比較ポイントで、3年保証や訪問修理サービスがあると、長期的な安心感が得られます。

自作PCのメリットとハードル

自作PCは、完全に自分好みの構成を実現でき、パーツ単位でのアップグレードが容易というメリットがあります。

またPCの仕組みを深く理解できるため、トラブル時の対処能力が向上し、長期的には自己解決できる範囲が広がります。

コスト面でも、セール時期を狙ってパーツを購入することで、BTOパソコンよりも安価に高性能PCを構築できる場合があります。

ただし自作PCには、パーツの相性問題や組み立て時のトラブルリスクがあります。

特に初めて自作する場合、CPUの取り付けやメモリの挿入、ケーブル配線などで戸惑うことも多く、組み立てに数時間から丸一日かかることもあります。

また初期不良パーツに当たった場合、原因の特定と交換手続きに時間を取られ、練習時間が削られてしまいますよね。

プロゲーマーを目指す段階では、BTOパソコンで確実に動作する環境を整え、PCの知識が深まった後に自作に挑戦するのが現実的なアプローチといえます

自作PCは趣味としても楽しめますが、競技パフォーマンスの向上が最優先であれば、信頼性の高いBTOパソコンを選択し、練習時間を最大化することが勝利への近道です。

プロチームが採用するPC構成の傾向

eスポーツのプロチームでは、スポンサー契約により特定メーカーのPCを使用することが一般的です。

大手BTOメーカーやPCパーツメーカーがスポンサーとなり、チーム全体に統一された構成のPCを提供します。

これにより、チームメンバー間での環境差がなくなり、公平な練習環境が実現されます。

プロチームが採用するPC構成は、最高性能を追求するというよりも、安定性と再現性を重視しています。

全メンバーが同じ構成を使用することで、設定の共有やトラブルシューティングが容易になり、チーム全体の効率が向上します。

また大会会場で使用されるPCとの環境差を最小化するため、過度なオーバークロックや特殊な設定は避けられる傾向にあります。

個人でプロを目指す場合も、この考え方は参考になります。

最新の最高性能パーツを追い求めるよりも、実績のある定番構成を選択し、安定した環境で練習を積み重ねることが、スキル向上に繋がります。

PCの性能差で勝敗が決まるのは、トッププロ同士の僅差の戦いであり、多くのプレイヤーにとっては、安定した環境でのプレイ時間の確保こそが一番の肝です

周辺機器との統合的な考え方

周辺機器との統合的な考え方

マウスとマウスパッドの重要性

ゲーミングPCの性能がどれだけ高くても、マウスとマウスパッドが適切でなければ、そのポテンシャルを引き出せません。

プロゲーマーの多くは、軽量で応答速度の速いゲーミングマウスを使用しており、重量は60g前後が主流となっています。

センサーは光学式が一般的で、DPIは400〜800の低感度設定が好まれます。

マウスパッドは、布製とハード製の2種類があり、好みが分かれます。

布製は摩擦が適度にあり、細かいエイム調整がしやすい一方、ハード製は滑りが良く、大きなマウス移動が必要なローセンシプレイヤーに適しています。

サイズは大型(900mm×400mm程度)が主流で、マウスの可動域を広く確保することで、ローセンシでも快適にプレイできます。

マウスのポーリングレートは、1000Hz(1ms)が標準ですが、最新のゲーミングマウスでは2000Hzや4000Hzに対応したモデルも登場しています。

ポーリングレートが高いほど、マウスの動きがより正確にPCに伝わり、エイムの精度が向上します。

ただし高ポーリングレートはCPU負荷をわずかに増加させるため、システム全体のバランスを考慮する必要があります。

キーボードとキースイッチの選択

ゲーミングキーボードは、メカニカルスイッチを搭載したモデルが主流です。

スイッチの種類により、打鍵感や作動圧、作動点が異なり、プレイスタイルに応じた選択が求められます。

Cherry MX Redやその互換スイッチは、軽い打鍵感と静音性で人気があり、長時間のプレイでも疲れにくいという特徴があります。

キーボードのサイズは、フルサイズ、テンキーレス、60%レイアウトなど選択肢がいくつもあります。

プロゲーマーの間ではテンキーレスが最も人気で、デスクスペースを広く使えることと、マウスとの距離が近くなることがメリットです。

60%レイアウトはさらにコンパクトですが、ファンクションキーがないため、ゲーム外での使い勝手はやや劣ります。

アンチゴースト機能とNキーロールオーバーは、ゲーミングキーボードの必須機能です。

これらの機能により、複数のキーを同時押ししても正確に認識され、複雑なキー操作が要求される場面でも確実に入力が反映されます。

特にMOBAやMMOでは、複数のスキルを瞬時に発動する必要があり、これらの機能がないキーボードでは競技レベルのプレイは困難です。

ヘッドセットとサウンドカード

音響環境は、FPSタイトルにおいて極めて重要です。

敵の足音や銃声の方向を正確に把握することが、先手を取るための鍵となります。

ゲーミングヘッドセットは、7.1chバーチャルサラウンドに対応したモデルが人気で、立体的な音響により敵の位置を特定しやすくなります。

ただしプロゲーマーの中には、バーチャルサラウンドを使用せず、ステレオ設定でプレイする方もいます。

これはバーチャルサラウンドの処理により、わずかな遅延が発生する可能性があるためで、音の純粋さを優先する考え方です。

どちらが優れているかは一概には言えず、実際に両方を試して自分に合った設定を見つけることが重要です。

サウンドカードやDAC(デジタル-アナログ変換器)の導入も、音質向上の選択肢となります。

マザーボード内蔵のオーディオチップでも充分な品質が得られますが、専用のサウンドカードやUSB DACを使用することで、ノイズが減少し、より明瞭な音響が得られます。

ただし競技パフォーマンスへの影響は限定的であり、優先度はマウスやキーボードよりも低いと考えるとよいかと思います

設定とチューニングで性能を引き出す

設定とチューニングで性能を引き出す

Windows設定の最適化

ゲーミングPCを購入したら、Windows設定の最適化が必須です。

初期状態のWindowsには、ゲームパフォーマンスを低下させる要素が多数含まれており、これらを無効化することでフレームレートの向上と安定性の改善が期待できます。

まず電源プランを「高パフォーマンス」または「究極のパフォーマンス」に変更しましょう。

これによりCPUが常に最大クロックで動作し、省電力機能による性能低下を防げます。

次にゲームモードを有効化することで、Windowsがゲームを優先的に処理し、バックグラウンドタスクの影響を最小化します。

視覚効果の無効化も効果的です。

Windowsの透明効果やアニメーションは、GPUリソースをわずかに消費するため、これらを無効化することで、ゲームに割り当てられるリソースが増加します。

設定方法は、システムのプロパティから「パフォーマンスを優先する」を選択するだけで、視覚効果が一括で無効化されます。

NVIDIA/AMDコントロールパネルの設定

グラフィックドライバーのコントロールパネルでは、ゲームごとに最適な設定を行えます。

NVIDIAコントロールパネルでは、「3D設定の管理」から、電源管理モードを「パフォーマンス最大化を優先」に設定し、低遅延モードを「ウルトラ」に設定することで、入力遅延を最小化できます。

垂直同期は、競技ゲーミングでは基本的に無効化します。

垂直同期を有効にすると、フレームレートがモニターのリフレッシュレートに制限され、入力遅延も増加するためです。

ただしG-SyncやFreeSyncを使用する場合は、垂直同期の設定が異なるため、各技術の推奨設定に従いましょう。

テクスチャフィルタリングは「パフォーマンス」に設定し、異方性フィルタリングは「アプリケーション設定を使用する」にすることで、ゲーム側の設定を優先できます。

アンチエイリアシングは、競技設定では無効化することが多いですが、視認性を重視する場合はFXAAやTAAを低設定で使用することもあります。

ゲーム内設定の競技最適化

ゲーム内設定は、視認性とフレームレートのバランスを取ることが重要です。

多くのプロゲーマーは、グラフィック品質を最低または低設定にし、フレームレートを最大化しています。

影、アンビエントオクルージョン、モーションブラー、被写界深度などのエフェクトは、視認性を低下させるため無効化します。

解像度スケールは100%に設定し、アップスケーリング技術(DLSSやFSR)は好みに応じて使用します。

DLSSのバランスモードやパフォーマンスモードは、画質を大きく損なわずにフレームレートを向上させるため、240fps以上を安定して維持したい場合に有効です。

ただし一部のプロゲーマーは、わずかな画質低下も許容せず、ネイティブ解像度でのプレイを好む傾向にあります。

フレームレート制限は、モニターのリフレッシュレートの2倍程度に設定することが推奨されます。

例えば240Hzモニターなら、フレームレート上限を480fpsに設定することで、常に最新のフレームが表示され、入力遅延が最小化されます。

無制限にすると、GPUが100%稼働し続けて発熱と消費電力が増加するため、適切な上限設定が望ましいです。

プロゲーマーPC構成の具体例

プロゲーマーPC構成の具体例

エントリープロ向け構成(30万円前後)

プロを目指し始めた段階や、セミプロレベルのプレイヤーに適した構成です。

この価格帯でも、競技シーンで充分に戦える性能が得られ、1080p環境で240fps以上を安定して維持できます

CPUはCore Ultra 7 265KまたはRyzen 7 9700Xを選択します。

どちらも競技ゲーミングに必要なシングルスレッド性能を持ち、配信を行わない限りは充分な性能です。

GPUはGeForce RTX5070を選択し、1080p環境での高フレームレート維持を実現します。

メモリはDDR5-5600の32GB(16GB×2)、ストレージはGen.4 SSDの2TBとし、主要タイトルを複数インストールできる容量を確保します。

CPUクーラーは空冷の高性能モデル、電源は750W 80 PLUS Gold認証を選択し、将来的なGPUアップグレードにも対応できる余裕を持たせます。

ケースはエアフロー重視のメッシュフロントモデルを選び、安定した冷却性能を確保します。

この構成なら、VALORANTやCounter-Strike 2で400fps以上、Apex Legendsで300fps前後を維持でき、競技シーンで不利になることはありません。

パーツ 選択肢1 選択肢2 価格目安
CPU Core Ultra 7 265K Ryzen 7 9700X 5万円
GPU GeForce RTX5070 9万円
メモリ DDR5-5600 32GB 1.5万円
ストレージ Gen.4 SSD 2TB 2万円
CPUクーラー 空冷高性能 1万円
マザーボード Z890 / X870 3万円
電源 750W Gold 1.5万円
ケース メッシュフロント 1.5万円
合計 24.5万円

ミドルプロ向け構成(40万円前後)

プロチームに所属し、大会出場を目指すレベルのプレイヤーに適した構成です。

エントリープロ向け構成からGPUとCPUをアップグレードし、より高い安定性と将来性を確保します。

CPUはCore Ultra 9 285KまたはRyzen 7 9800X3Dを選択します。

特にRyzen 7 9800X3Dは、3D V-Cacheによる圧倒的なゲーミング性能を持ち、どんなタイトルでも最高のフレームレートを実現します。

GPUはGeForce RTX5070Tiにアップグレードし、1080pで400fps以上、1440pでも300fps前後を安定して維持できる性能を確保します。

メモリはDDR5-6000の32GB(16GB×2)にアップグレードし、より高速なデータ転送を実現します。

ストレージはGen.4 SSDの2TBに加えて、サブストレージとしてGen.3 SSDの2TBを追加し、合計4TBの容量を確保します。

CPUクーラーは360mm水冷を選択し、長時間の高負荷でも安定した冷却性能を維持します。

電源は850W 80 PLUS Gold認証にアップグレードし、システム全体の安定性を高めます。

トッププロ向け構成(50万円以上)

世界大会を目指すトッププロや、配信活動も並行して行うプレイヤーに適した構成です。

この構成では、あらゆる競技タイトルで最高のパフォーマンスを発揮し、将来的なタイトルの進化にも対応できる余裕があります

CPUはCore Ultra 9 285KまたはRyzen 9 9950X3Dを選択し、ゲーミング性能だけでなく、配信エンコードや動画編集にも対応できる多コア性能を確保します。

GPUはGeForce RTX5080を選択し、1440p環境でも360fps以上を維持できる圧倒的な性能を実現します。

4K配信を行う場合でも、ゲームパフォーマンスへの影響を最小限に抑えられます。

メモリはDDR5-6400の64GB(32GB×2)にアップグレードし、配信ソフトウェアやブラウザを多数起動してもメモリ不足に陥ることがありません。

ストレージはGen.5 SSDの2TBをシステム・メインゲーム用に、Gen.4 SSDの4TBをサブゲーム・録画データ用に配置し、合計6TBの大容量を確保します。

CPUクーラーは360mm水冷の高性能モデル、電源は1000W 80 PLUS Platinum認証を選択し、システム全体の安定性と効率を最大化します。

ケースはピラーレスの高級モデルを選択し、見た目の美しさと機能性を両立します。

配信映えする外観は、スポンサー獲得やファン獲得にも寄与するため、トッププロにとっては投資価値があります。

この構成なら、現在の競技シーンで不足を感じることは一切なく、数年先まで第一線で活躍できる性能を持っています。

メンテナンスと長期的な性能維持

メンテナンスと長期的な性能維持

定期的な清掃の重要性

ゲーミングPCは高性能であるがゆえに、発熱量も大きく、冷却システムへの負担が大きいです。

ケース内にホコリが蓄積すると、エアフローが阻害され、冷却性能が低下してしまいますよね。

特にファンやヒートシンクにホコリが溜まると、冷却効率が著しく低下し、サーマルスロットリングによるパフォーマンス低下を招きます。

定期的な清掃は、3ヶ月に1回程度が推奨されます。

エアダスターを使用してファンやヒートシンク、ケース内部のホコリを除去し、特にGPUのファンとヒートシンクは念入りに清掃しましょう。

ケースファンのフィルターが装備されている場合は、月に1回程度の清掃で充分です。

フィルターを清掃することで、ケース内部へのホコリの侵入を大幅に減らせます。

CPUクーラーのサーマルペーストは、1〜2年ごとに塗り直すことで、冷却性能を維持できます。

サーマルペーストは経年劣化により硬化し、熱伝導効率が低下するため、定期的な交換が望ましいです。

水冷CPUクーラーを使用している場合は、クーラント液の劣化や蒸発にも注意が必要で、メーカーの推奨交換時期を守ることが長期的な安定性に繋がります。

ドライバーとファームウェアの更新

グラフィックドライバーは、ゲームの最適化やバグ修正が含まれるため、定期的な更新が推奨されます。

NVIDIAとAMDは、主要タイトルのリリースに合わせてGame Readyドライバーを提供しており、これをインストールすることで最新タイトルでの性能向上が期待できます。

ただし新しいドライバーが必ずしも安定しているとは限らないため、大会前などの重要な時期には、動作が確認されている安定版ドライバーを使用することが賢明です。

マザーボードのBIOSアップデートも、システムの安定性向上に寄与します。

特に新しいCPUをサポートするためのBIOSアップデートや、メモリ互換性を改善するアップデートは、適用することでシステムの安定性が向上します。

ただしBIOSアップデートは失敗するとシステムが起動しなくなるリスクがあるため、必要性が明確な場合のみ実行し、アップデート中は絶対に電源を切らないよう注意しましょう。

SSDのファームウェアアップデートも、性能向上や信頼性改善に繋がります。

メーカーの公式サイトから専用ツールをダウンロードし、指示に従ってアップデートを実行します。

ただしファームウェアアップデート中にデータが消失するリスクもあるため、重要なデータは事前にバックアップを取ることが必須です。

アップグレードのタイミングと優先順位

ゲーミングPCは、適切なタイミングでパーツをアップグレードすることで、長期的に高性能を維持できます。

アップグレードの優先順位は、GPU、CPU、メモリ、ストレージの順となり、最も効果が大きいのはGPUのアップグレードです

GPUは2〜3年ごとに新世代が登場し、性能が大幅に向上します。

現在RTX5070を使用している場合、次世代のRTX6070(仮称)が登場した際にアップグレードすることで、さらに高いフレームレートや新しい技術の恩恵を受けられます。

ただし競技シーンで必要なフレームレートが既に達成できている場合は、無理にアップグレードする必要はほとんどないでしょう。

CPUのアップグレードは、マザーボードのソケット互換性に依存します。

Intel Core Ultraシリーズは新しいLGA1851ソケットを採用しており、将来的な上位モデルへのアップグレードが可能です。

AMD Ryzen 9000シリーズはAM5ソケットを使用しており、次世代のRyzen 10000シリーズ(仮称)も同じソケットでサポートされる可能性が高く、CPUのみの交換でアップグレードできます。

メモリとストレージのアップグレードは、容量不足を感じた時点で実行すれば充分です。

メモリは32GBから64GBへの増設、ストレージは追加のSSDを増設することで、既存のシステムを活かしながら容量を拡張できます。

これらのアップグレードは比較的安価で、効果も明確なため、必要性を感じたら躊躇せず実行することをおすすめします。

よくある質問

よくある質問

プロゲーマーになるには最低限どれくらいの予算が必要ですか

プロゲーマーを目指すために必要な最低予算は、PC本体で25万円程度、周辺機器を含めると35万円程度となります。

この予算があれば、Core Ultra 7 265KまたはRyzen 7 9700XとGeForce RTX5070を搭載した構成が実現でき、1080p環境で240fps以上を安定して維持できます。

周辺機器としては、240Hzゲーミングモニター(5万円程度)、ゲーミングマウス(1万円程度)、ゲーミングキーボード(1.5万円程度)、ゲーミングヘッドセット(1.5万円程度)が必要です。

ただしこれは最低限の構成であり、より高いレベルを目指すなら、40万円以上の予算を確保することで、将来的なアップグレードの必要性を減らせます。

配信も行う場合、PC構成はどう変わりますか

配信を行う場合、CPUの性能がより重要になります。

ゲームプレイと同時にエンコード処理を行うため、多コア性能に優れたCPUが必要です。

Core Ultra 9 285KまたはRyzen 9 9950X3Dを選択することで、ゲームパフォーマンスを維持しながら高品質な配信が可能となります。

GPUエンコード(NVENC)を使用する場合は、RTX5070Ti以上のGPUが推奨され、CPUへの負荷を軽減できます。

メモリは64GBに増設することで、配信ソフトウェアやブラウザを多数起動してもメモリ不足に陥りません。

ストレージは録画データの保存のため、4TB以上の容量が望ましく、Gen.4 SSDを2台構成にすることで、システムとデータを分離できます。

BTOパソコンと自作PC、どちらがおすすめですか

初心者から中級者にはBTOパソコンを強くおすすめします。

BTOパソコンは組み立ての手間がなく、保証とサポートが付帯するため、トラブル時の対応が容易です。

特にプロを目指す段階では、PCトラブルに時間を取られることなく練習に集中できることが最も重要です。

自作PCは完全に自分好みの構成を実現でき、パーツ単位でのアップグレードが容易というメリットがありますが、組み立ての知識と経験が必要で、初期不良パーツに当たった場合の対処にも時間がかかります。

PCの知識が深まり、自作に興味が出てきた段階で挑戦するのが現実的なアプローチといえます。

ノートPCでプロゲーマーを目指すことは可能ですか

技術的には可能ですが、デスクトップPCと比較して多くのデメリットがあります。

ゲーミングノートPCは、同等性能のデスクトップPCよりも高価で、冷却性能に限界があるため、長時間の高負荷プレイではサーマルスロットリングが発生しやすいです。

またアップグレードの自由度が低く、GPUやCPUの交換が不可能なモデルがほとんどです。

ディスプレイのリフレッシュレートも、デスクトップ用モニターと比較して選択肢が限られます。

プロゲーマーの大多数はデスクトップPCを使用しており、大会会場でもデスクトップPCが標準です。

どうしても持ち運びが必要な特殊な事情がない限り、デスクトップPCを

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