Ryzen 9800X3DとCore Ultraを実際に使い比べてみた感想
3D V-Cacheを搭載したRyzen 9800X3Dの強み
Ryzen 9800X3Dを実際に使ってみて私が最初に感じたのは、性能や数値の高さ以前に「落ち着いてプレイできる安心感」でした。
これまで様々なCPUを使ってきましたが、フレームレートのブレに追い込まれるような緊張感から解き放たれる瞬間は久しぶりで、正直、心がホッとしました。
PCゲームはストレス解消どころか、環境が悪いと逆にストレス源になってしまうこともあります。
その点で、このCPUは本当に頼れる相棒になると断言できます。
ゲームをやっていると、キャッシュ容量がどれほど意味を持つのかが数字以上に肌でわかってきます。
FPSやMOBAのような、ちょっとした遅延が命取りになる場面では特にそうです。
その時にフレームがピタッと安定してくれると、本当に気持ちが楽になるんです。
こればかりは机上の性能表では伝わらない部分だと思います。
私をさらに驚かせたのは、キャッシュが強化されたにもかかわらずクロック周波数も同時に高められている点です。
以前のX3D世代はキャッシュ性能はすばらしかったものの、クロックが伸び悩む印象がありました。
しかし9800X3Dではその弱点を見事に克服し、全体のバランスが取れている。
結果としてゲーム用途だけでなく普段の作業でも隙がなく、長年自作PCを追い続けてきた私にとって「これこそ完成形に近づいたな」と思えるものでした。
AI処理や動画編集では確かにCore Ultraの強みを感じましたが、ゲームの場面に限って言えば明らかに9800X3Dのほうが優位でした。
特に4K解像度でRTX5070Tiを組み合わせた時の伸びは圧巻で、これまでボトルネックとして心に引っかかっていたものがスッと消え去った感覚でした。
思わず「やっと来たか」と声に出してしまう瞬間。
まさに待望の解放感でした。
TDPが120Wに抑えられているのも大きなポイントです。
昔のハイエンドCPUに比べて本当に扱いやすい。
私は空冷派でNoctuaのクーラーを愛用しているのですが、フル負荷状態でもしっかり冷えてくれるし、耳障りな騒音にも悩まされない。
むしろこれなら余計な出費をして水冷を導入する必要はなかったな、と笑いながら自分にツッコミを入れたくらいです。
肩の力が抜けましたね。
もちろんすべてをカバーする万能な存在ではありません。
AI処理や動画編集の効率ではCore Ultraのほうが合っている人もいるでしょう。
ただ、私のように「ゲームをいかに快適に楽しめるか」を主軸にしているなら、9800X3Dを選ぶ意味は十分にあります。
プレイヤーが密集してエフェクトが重なる中盤から終盤でも、従来なら小さなカクつきが頻発していたシーンが嘘みたいに滑らかになる。
安心感が本当に違う。
勝敗の分かれ目で「CPUでここまで変わるのか」と改めて痛感しました。
意外だったのは、必ずしも最新のハイエンドGPUが必要というわけではなかった点です。
RTX5060Tiという中堅クラスでも驚くほど快適に動作し、GPUの持つポテンシャルをしっかり引き出してくれる。
むしろ「こういう構成こそ一番現実的で楽しいのかもしれない」と思いました。
これからのゲーム業界はさらに高解像度や高リフレッシュレートを求めていくでしょう。
そのときCPUが追いつかなければ、せっかくのGPU性能も無駄になってしまう。
今回の9800X3Dでも十分すぎる存在感を放っていますが、「これはまだ序章なのかもしれない」と思うとワクワクが止まりません。
ゲーミング環境を第一に考えるなら、Ryzen 9800X3Dこそ最有力候補だということです。
Core Ultraの汎用性やAI性能も確かに魅力ですが、純粋にゲームの安定感と快適さを求める人にとっては比較にならない。
最良の答えを求めるならシンプルです。
ゲームを心から楽しみたい人には、Ryzen 9800X3Dを選んでほしい。
本音を言えば、こんなCPUは久しぶりでした。
「当面はこれで困らない」と思える安心がある。
私は長くPCを趣味にしてきましたが、その安心感を与えられるCPUに出会えるのはそう多くはありません。
だからこそ今、とても満足しています。
満足感の極み。
Ryzen 9800X3Dは、私にとってただの部品ではなく、日々の楽しみに確かな信頼を添えてくれる存在になりました。
Core Ultra 7とUltra 9を触って分かった違い
実際にCore Ultra 7とUltra 9を使ってみて強く思ったのは、やはり余裕の差が安心につながるということです。
どちらも最新世代らしく省電力性や発熱のコントロールはきちんとできていましたし、高い安定感を感じられました。
ただ、長時間負荷をかけ続けていると、Ultra 9には余力がまだ残っていることがはっきりとわかります。
ゲームで試したときも、RTX5070Tiと組み合わせて数時間動かしてみてもフレーム落ちが極端に少なく、息切れする気配がない。
それに比べるとUltra 7は必要な性能をしっかりと出してくれてはいるものの、長丁場では少し肩の力を抜いて使うような雰囲気がありましたね。
特に印象的だったのは、消費電力に対する余裕度という部分です。
その点にIntelの力の入れ具合を感じました。
Ultra 7はさらに省電力寄りで、静かさとバランスを重視する方向です。
静けさの力。
ここにUltra 7の価値を強く感じます。
AAAタイトルのゲームを両方のCPUで動かすと、GPU依存の場面では差がなかったのですが、AI演算を多用する処理や録画配信を重ねるような場面ではUltra 9の威力が際立ちました。
Ultra 7でも動かすことはできますが、同時進行で作業を重ねるほどパフォーマンスの差が露骨に出てくる。
Ultra 9なら「ここで落ちるかもしれない」という不安を抱かずにゲームや配信を続けられる安心感がある。
これは実際に触ってみないと伝わりにくいところですが、体感として大きな違いでした。
普段の仕事に関して言えば、メールやExcel、資料作成の範囲ではUltra 7とUltra 9の差を大きく実感することはほとんどありません。
Ultra 7の静かさや熱を持ちにくい安定性がむしろありがたかった。
長時間机に向かっていると、ほんの僅かなファンの音や熱さが気になるものです。
その点でUltra 7は、普段使いにおける快適性という点では非常に優秀だと私は思います。
もし今以上にヘビーな作業を始めたらUltra 9の余裕が必要になるのではないか、と。
こればかりは将来をどう見据えるかで判断が変わるのでしょう。
特に驚かされたのはAI処理性能です。
正直、NPUの存在がここまで生活に影響するとは事前に想像していませんでした。
例えば、Web会議で背景を自動で処理しながら同時に映像の補正や自動字幕を走らせると、Ultra 9ではビクともしません。
Ultra 7でも実用的ではあるものの、処理が重なるにつれてほんの少しの遅延が混じってきます。
決定的に困るわけではないのですが、細部に敏感な場面だと気になる。
そこで初めて「あぁ、これがモデルの差なのか」と腑に落ちました。
正直驚いたんです。
もしゲーミングを中心に考えているのであれば、Ultra 7で全く問題ないと思います。
RTX5070やRadeon RX9070クラスと組み合わせれば、多くの人が求める快適さとコスト感をしっかり満たしてくれるはずです。
一方で、動画編集や配信を同時にするとなるとUltra 9の存在感は圧倒的です。
多少のオーバースペックに見えても、いざというとき「これを選んでおいて良かった」と素直に思える。
それほど信頼できる器の大きさを持っています。
私はまずBTOショップでUltra 7のPCを買って使っていましたが、数か月後に配信と動画制作が増えたことをきっかけにUltra 9へ移行しました。
当初は「本当に違いなんてあるのか」と疑問に思っていましたが、結果は正反対。
安定した処理と余裕あるパフォーマンスが、日常的な安心につながったのです。
「なるほど、こういうことだったのか」と心から納得しました。
結局学んだのは、CPUの数値上の性能差よりも、どの場面で差が現れるかを理解することの重要性です。
そこで初めて選択の基準が自分の中で明確になりました。
さらにRyzen 9800X3Dとの比較についても触れないわけにはいきません。
ゲーミング性能だけで言えばRyzenは依然として強力で、特化した使い方をするなら選ぶ価値は高いです。
しかし、私のように配信や編集を交えて多用途でPCを使うならUltra 9の幅広い安心感は揺るぎません。
静かさや価格を重視したいならUltra 7の魅力も大きい。
要するに、何を求めるかを冷静に整理することが最も大事だと思いました。
最終的に気づかされたのは、性能表や数値だけでは語れない体験の質の違いです。
同じゲームをしていても、余裕がある動きかどうかで受け取る安心感はまるで違います。
黙々と作業していても、静かな環境かどうかで集中力まで変わってしまう。
そうした日々の積み重ねが、最適なCPU選びにつながるのだと実感しました。
Ultra 7とUltra 9の差は、単なる数字や価格の比較ではなく、実際に手元でどう感じるかという人間的な体験に直結しているのだと強く思います。
だからこそ、私はこう考えています。
この三つをどう秤にかけるか。
その答えこそが、自分にとって後悔しない選択になるのだと。
AI処理機能がゲーム体験や普段の作業にどう作用するか
その理由は単なる性能数値の比較ではなく、実際に触れてみた時の安心して身を預けられる感覚があったからです。
仕事でPCを酷使する身として、数字以上に信用できる落ち着きがあるかどうかは、長く使ううえで大きな違いになります。
ゲーム体験に関して言えば、Ryzenのほうが一歩抜けている印象でした。
映像がぐっと滑らかになり、細かい動きまできちんと描き切ってくれる。
これまでGPUが必死で守っていた部分を、CPUが自然にカバーしてくれていたのです。
そのおかげで、ほんのわずかなカクつきで気持ちが乱れることが減りました。
FPSをやっているときは、そのわずかな差が勝敗を分けるんですよね。
「これはもう武器だな」と思いました。
思わず声が漏れる瞬間。
仕事でも効果を実感しました。
私の普段の業務は資料作成や画像の簡単な加工に加え、最近では会議を音声入力で自動記録することも増えてきました。
その際にRyzenがAI処理をCPU側で分担してくれるため、GPUの負担が減り、同時作業を走らせても滞らない。
特に大きな待ち時間がなくなる。
これは派手ではありませんが確実に効率を押し上げる改善で、毎日の作業を回す身としては大きな救いになっています。
でも実際は違いました。
たとえば配信中にノイズリダクションを有効化しても処理落ちしない。
さらに音声翻訳のような機能を並行で動かしても安定している。
拍子抜けではなく、素直に驚きました。
一方、Core Ultraシリーズはまた別の方向性で優れています。
ブラウザでAIアシスタントを呼び出したときの起動の速さや、裏で回しているアプリの安定感には確かに魅力があります。
いわばマルチタスクのためのCPUで、オフィス作業を中心に使う人にとってはこちらのほうがストレスが少ないかもしれません。
ゲーム性能の面ではRyzenに軍配が上がりますが、日常的に複数処理を快適に回したいならIntelも強い選択肢です。
方向性の違いがはっきり見えるのは面白いと感じました。
実際にRTX5070Tiを組み合わせ、新作のFPSを遊んだときの違いも印象的でした。
RyzenではWQHDの高画質設定でも60fpsを割らず安定して動作、一方Core Ultraは場面によってわずかに落ち込むこともありました。
ただ、その裏で走らせていた音声入力のレスポンスはIntelの勝ち。
つまりRyzenは攻撃的に突き抜けるストライカーで、Intelは全体を見渡して安定させる司令塔。
比べてみると、まるでサッカーのポジションの違いのようにはっきりした色分けがあるんです。
私は長年PCを選ぶときにクロック数やベンチマークの数値ばかり気にしていましたが、今回ほど使い方に応じた選び方の重要さを感じたことはありません。
毎日のタスク処理を軽快にこなしたいならCore Ultra。
それぞれの魅力があります。
日常でも違いは見えてきます。
たとえば仕事の合間に少しだけゲームを遊ぶ時、裏で資料をレンダリングしていたり議事録を起動したままでも重くならない。
これは以前ならあり得ないことでした。
Ryzenなら「安心して遊べる」と感じますし、Core Ultraなら「作業の幅が広がる」実感があります。
どちらかを一律で優劣つけるのは、もう違うのかもしれませんね。
ただ、私個人が最終的に選ぶならやはりRyzen 9800X3Dです。
理由はシンプルで、ゲームをしているときに集中力を乱さない安心感があるからです。
一瞬の遅延が試合を決める、そんな場面で背中を支えてくれる存在。
信頼できる味方というのは数字では語れません。
これから先、AI処理が標準機能になることでゲームの作り方が大きく変わるでしょう。
NPCの動きや環境がより生き生きとし、今とは比較にならないほどリアルな世界が広がるはずです。
その未来を考えると、Ryzenはまだスタート地点に立ったばかり。
伸びしろがあると素直に思えました。
最後に一言。
私はゲーマーなので、もし同じようにゲームに軸を置くのならRyzenを推します。
ですが効率重視のビジネスパーソンならCore Ultraという選択肢も間違いではない。
結局はスタイルの問題です。
それでも自分の心に素直になるなら、私はこの先もRyzenを使い続けたいと思います。
Ryzen 9800X3D 搭載PCの消費電力や動作をチェック
ワット数や騒音を実測してみた記録
単純に速いとか、省電力だとか、そういうスペック表に並ぶ数字を超えて、実際に日常使いをしているときの快適さがとにかく際立っていました。
この三つがきちんと揃っているのは大きいなと実感しました。
実際にゲームを3時間以上プレイしても、CPU温度は70℃台中盤で安定していて、ファンの音が過剰に響くこともありませんでした。
以前使っていたIntel機では、高負荷が続くと途端にファンが唸り始め、その音がどうにも気になってゲームに集中できなかったのです。
それが今ではすっかり解消されました。
この点は私にとって大きな安心材料になっています。
安心感って、数字以上に大事なんですよね。
さらに消費電力も驚きでした。
以前は「ハイエンドCPU＝電力を食うもの」という先入観をかなり強く持っていたので、ここまで扱いやすいのかと少し感動しましたね。
これなら電源も650Wクラスで十分で、わざわざ大きな電源を買わなくても不安にならない。
財布にも優しいし、電気代も心配しすぎずに済みます。
小さな積み重ねですが、長く使うほど効いてきます。
ケースとの相性もあって、音の感じ方が大きく変わったことに気づいたのも面白い発見でした。
ガラスを多用したケースではどうしても音が反響して広がるのですが、エアフローに配慮されたケースに替えてみたところ、同じCPUクーラーでもずいぶんと静かになったのです。
同じパーツでも設置環境ひとつでここまで違うのかと、改めて使いながら勉強になった感覚があります。
ああ、経験って大事だなと。
一方で、IntelのCore Ultra 7 265Kを試した時には別の意味で納得しました。
瞬間的なピーク消費電力は高いものの、特定のゲームでは確かにフレームレートがわずかに上回ることもありました。
その時、「なるほど、これが設計方針の違いなんだな」と感じました。
でも、私にとっては数字の上下よりも安定感の方が重要ですし、トータルでみれば9800X3Dの方がストレスが少ない。
この差は机の前に座って長時間過ごす人間ほどよくわかると思います。
最近は簡易水冷も流行していますが、私はあえて空冷で使っています。
水冷の冷却性能が高いのは理解していますが、メンテナンスや長期使用時の不安もどうしても頭をよぎるんですよね。
空冷で十分な静音性と冷却性能が出せているなら、わざわざリスクを増やす必要はないと私は判断しました。
このあたりは個人の好みだと思いますが、扱いやすさと安定感、そして手間をかけずに済む快適さを求めるなら空冷で十分、というのが私の結論です。
今回合わせて使っているGPUはRTX 5070 Tiですが、この組み合わせも相性が良かったです。
重たいタイトルを高解像度で動かしてもクロックが不安定になることなく、安定した描写をずっと続けてくれました。
動作中に無駄な不安を抱えずに済むというのは、やはりゲーミングPCにとって一番の強みです。
好きな時に、好きなだけ、遠慮なく遊べる。
その気持ちよさこそがこのPCを選んで良かったと感じさせてくれます。
以前はゲーム中にファンが唸り始めるたび、「ああ、またか」と思いながら音量を上げたり、イヤホンをつけたりしていたんです。
でも今では気にする必要がない。
集中を妨げられないというのが、これほど心地いいものなのかと改めて感じています。
ただし、動画のエンコードやクリエイティブな作業を中心に考えるなら、Intelの上位モデルの方が一歩リードしている場面もありました。
Core Ultra 9 285Kはその典型で、CPU負荷を最大限にかける作業では差を見せつけられました。
ですから「ゲームならAMD、作業ならIntel」という図式が頭に浮かぶのも自然です。
ただ、大多数のゲーマーにとって優先順位の一番上に来るのはあくまでプレイ体験の快適さです。
その観点から考えれば、やはり9800X3Dこそが最適解だと私は思います。
結局のところ、長期的に安心して使えるのはどの要素が自分に合っているかで決まります。
その調和が自分の使い方にぴたりとはまったとき、それが最強の選択になるのです。
私はこの二か月を通して、それを実感しました。
そして、これからもこのCPUをメインで使い込んでいくつもりです。
ゲーミングを本気で楽しみたい。
そう考える人にとって、このCPUは最も安心して選べる存在だと私は胸を張って言えます。
高負荷時の温度と空冷・水冷の実際の差
Ryzen 9800X3Dを実際に使ってみて、あらためて強く感じたのは、このCPUは冷却をどう設計するかで本当に体験の質がガラッと変わってしまうということです。
私はゲームも仕事も長時間このCPUに寄り添ってきましたが、いろいろ試した末に心から言えるのは「水冷にした方が後悔がない」という一点です。
ただその結論に至るまでには、決して平坦ではない道のりがありました。
むしろ失敗や試行錯誤を繰り返したからこそ今の納得感がある、そう思うのです。
最初に空冷で組んだときのことは今でも忘れません。
せっかく大型の高性能な空冷クーラーを導入したのに、高負荷ゲームを続けると温度が85度に届き、クロックがわずかに落ち込む瞬間が出てしまったのです。
画面の数字で見る限りは許容範囲ですが、実際に操作していると「ん？なんか重いな」とすぐに分かる。
特にFPSをプレイしていて、マウスの反応がほんの一瞬でも鈍ったと感じたときは、心底イライラしました。
数値ではなく体感で不満を覚える。
これが厄介。
水冷環境に切り替えてからの変化は本当に劇的でした。
360mmの簡易水冷を取り付けると、温度はフルロード時でも75度前後で落ち着き、クロックはブレなく安定し続けます。
長時間のゲーム配信でも温度を心配する必要がないので、画面の向こうの視聴者とコミュニケーションを楽しむことに集中できました。
静かに、誠実に性能を出し続けるPCを見ながら、思わず「やっぱり頼もしいな」と声が漏れてしまったのを覚えています。
ほっとした瞬間でした。
もちろん水冷にも弱点はあります。
ラジエーターを入れる場所を確保しなくてはならず、ポンプの微細な振動音が気になる人もいる。
さらに数年先を考えるといずれメンテナンスや交換が必要になるでしょう。
それに導入コストは空冷より高い。
せっかく高価で性能の高いCPUを選んだのに、冷却に手を抜いて本来の性能を数字の上だけで絞め殺してしまうのは、正直もったいなさすぎるからです。
投資の意義を半減させてしまう行為だと感じました。
かつてIntelのCore Ultra 7 265Kを空冷で使っていたときには、正直ここまでシビアに温度を気にしなくても快適に使えました。
だから最初は「9800X3Dも空冷で大丈夫だろう」と思い込んだんです。
しかし実際に使ってみると違いは鮮烈で、このCPUは「熱に勝ってこそ性能を出し切れる」ような設計だと理解しました。
Intelが効率性を重視しているのに対して、AMDは冷却を前提に限界性能を抱え込むような思想が見えて面白い。
ある種、昔の自作PCに通じる武骨さすらあって、不思議と愛着が湧いてきたのです。
好きになってしまう感覚でした。
ケース選びもPC全体の使い勝手を大きく左右します。
最近のガラス張りケースは美しく派手に光らせられますが、その分エアフローが制約されがちです。
私もデザイン重視でそういうケースを導入したことがあり、内部の光は確かに格好良かったのですが、空冷を回すと途端に空気の流れが滞り、温度が跳ね上がってしまいました。
結局そのケースは水冷でようやく安定させたのですが、正直「見せる美しさ」と「使い続ける実用性」の両立は難しいなと痛感しました。
一方で空冷の良さはシンプルさに尽きます。
私も以前はそうした利便性に救われてきました。
ただ、Ryzen 9800X3Dではそのシンプルさが逆に性能面の不安定要因となってしまうのです。
クロックが小刻みに変動し、体感に現れるわずかな引っかかり。
この不快さはベンチマーク数値には表れません。
だからこそ私は周囲に「このCPUで空冷は後悔するよ」とつい強めに言ってしまうのです。
経験から出た言葉でした。
結果は明白です。
空冷では平均フレームレートは確かに95fps前後と悪くないのですが、実際のプレイ中にはシーンごとの変動が大きく出て違和感が続きました。
一方で水冷にしたところ、プレイ全体が力強く安定し、マウス操作と映像が一体になったかのように自然につながる感触がありました。
プレイヤーとしての満足度が雲泥の差です。
数字を超えた世界なんだと痛感しました。
だから私は声を大にして伝えたいのです。
ゲーミング用途でRyzen 9800X3Dを選ぶなら、水冷に迷わず投資した方がいいと。
予算は確かに上がりますが、長期的に見ればストレスなく安定した時間を買う方がはるかに合理的です。
だから私は水冷一択と断言します。
迷っている時間こそがもったいない、と。
PCはただの箱ではありません。
日々を共にする相棒です。
その相棒が常に自分の期待に応えてくれるよう整えることは、結果的に私たち自身の安心感につながります。
Ryzen 9800X3DというCPUを選んだ時点で、冷却への配慮は必須だと腹をくくるべきです。
それが信頼の土台になる。
この体験記はすべて私自身の実感に基づいています。
スペック表をにらみながら評価したものではなく、ゲーム中の苛立ちや達成感の中で見えてきた答えです。
冷却にしっかり投資して初めて得られる安定、それこそがRyzen 9800X3Dを最高の相棒にするための条件です。
それを最後に強く伝えておきたいと思います。
9800X3D搭載PC搭載ゲーミングPC おすすめ5選
パソコンショップSEVEN ZEFT R60HK
| 【ZEFT R60HK スペック】 | |
| CPU | AMD Ryzen7 9800X3D 8コア/16スレッド 5.20GHz(ブースト)/4.70GHz(ベース) |
| グラフィックボード | GeForce RTX5070 (VRAM：12GB) |
| メモリ | 32GB DDR5 (16GB x2枚 Micron製) |
| ストレージ | SSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE：5150Gbps/4900Gbps WD製) |
| ケース | Thermaltake S100 TG |
| CPUクーラー | 空冷 DeepCool製 空冷CPUクーラー AK400 |
| マザーボード | AMD B650 チップセット MSI製 PRO B650M-A WIFI |
| 電源ユニット | 750W 80Plus GOLD認証 電源ユニット (Silverstone製) |
| 無線LAN | Wi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b) |
| BlueTooth | BlueTooth 5 |
| OS | Microsoft Windows 11 Home |
パソコンショップSEVEN ZEFT R61AQ
| 【ZEFT R61AQ スペック】 | |
| CPU | AMD Ryzen7 9800X3D 8コア/16スレッド 5.20GHz(ブースト)/4.70GHz(ベース) |
| グラフィックボード | Radeon RX 9070XT (VRAM：16GB) |
| メモリ | 192GB DDR5 (48GB x4枚 Gskill製) |
| ストレージ | SSD 2TB (m.2 nVMe READ/WRITE：7400Gbps/7000Gbps Crucial製) |
| ケース | NZXT H6 Flow White |
| CPUクーラー | 空冷 サイズ製 空冷CPUクーラー SCYTHE() MUGEN6 BLACK EDITION |
| マザーボード | AMD B650 チップセット ASRock製 B650M Pro X3D WiFi |
| 電源ユニット | 850W 80Plus GOLD認証 電源ユニット (CWT製) |
| 無線LAN | Wi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b) |
| BlueTooth | BlueTooth 5 |
| OS | Microsoft Windows 11 Pro |
パソコンショップSEVEN ZEFT R60CO
| 【ZEFT R60CO スペック】 | |
| CPU | AMD Ryzen7 9800X3D 8コア/16スレッド 5.20GHz(ブースト)/4.70GHz(ベース) |
| グラフィックボード | GeForce RTX5070Ti (VRAM：16GB) |
| メモリ | 32GB DDR5 (16GB x2枚 Micron製) |
| ストレージ | SSD 2TB (m.2 nVMe READ/WRITE：7400Gbps/7000Gbps Crucial製) |
| ケース | Thermaltake S200 TG ARGB Plus ホワイト |
| CPUクーラー | 水冷 240mmラジエータ CoolerMaster製 水冷CPUクーラー ML 240 Core II Black |
| マザーボード | AMD B650 チップセット ASUS製 TUF GAMING B650-PLUS WIFI |
| 電源ユニット | 850W 80Plus GOLD認証 電源ユニット (CWT製) |
| 無線LAN | Wi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b) |
| BlueTooth | BlueTooth 5 |
| 光学式ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ (外付け) |
| OS | Microsoft Windows 11 Home |
パソコンショップSEVEN ZEFT R59BZ
| 【ZEFT R59BZ スペック】 | |
| CPU | AMD Ryzen7 9800X3D 8コア/16スレッド 5.20GHz(ブースト)/4.70GHz(ベース) |
| グラフィックボード | Radeon RX 7800XT (VRAM：16GB) |
| メモリ | 32GB DDR5 (16GB x2枚 Micron製) |
| ストレージ | SSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE：5150Gbps/4900Gbps WD製) |
| ケース | Antec P20C ブラック |
| CPUクーラー | 水冷 240mmラジエータ CoolerMaster製 水冷CPUクーラー ML 240 Core II Black |
| マザーボード | AMD B650 チップセット ASUS製 TUF GAMING B650-PLUS WIFI |
| 電源ユニット | 750W 80Plus GOLD認証 電源ユニット (Silverstone製) |
| 無線LAN | Wi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b) |
| BlueTooth | BlueTooth 5 |
| 光学式ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ (外付け) |
| OS | Microsoft Windows 11 Home |
パソコンショップSEVEN ZEFT R60CQ
| 【ZEFT R60CQ スペック】 | |
| CPU | AMD Ryzen7 9800X3D 8コア/16スレッド 5.20GHz(ブースト)/4.70GHz(ベース) |
| グラフィックボード | GeForce RTX5070Ti (VRAM：16GB) |
| メモリ | 64GB DDR5 (32GB x2枚 Micron製) |
| ストレージ | SSD 2TB (m.2 nVMe READ/WRITE：7400Gbps/7000Gbps Crucial製) |
| ケース | CoolerMaster COSMOS C700M |
| CPUクーラー | 水冷 240mmラジエータ CoolerMaster製 水冷CPUクーラー ML 240 Core II Black |
| マザーボード | AMD B650 チップセット ASUS製 TUF GAMING B650-PLUS WIFI |
| 電源ユニット | 1000W 80Plus GOLD認証 電源ユニット (FSP製) |
| 無線LAN | Wi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b) |
| BlueTooth | BlueTooth 5 |
| 光学式ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ (内蔵) |
| OS | Microsoft Windows 11 Home |
配信や長時間ゲームでの安定動作について
配信しながらゲームをしてもストレスなく続けられる環境を考えたとき、私はRyzen 9800X3Dを選んで良かったと実感しました。
とにかく安定しています。
高負荷のタイトルを高画質設定で動かしても描画の乱れはほとんどなく、長時間でも一定の快適さを維持してくれる。
その安心感は、ベンチマークの数値を見ただけでは到底伝わらない、生の体験から湧き上がるものです。
配信というのはただ遊ぶだけとは違って複雑です。
そうなると、一瞬だけ高いパフォーマンスを出せるよりも、長く一定の力を発揮し続けられる方がはるかに大事です。
9800X3Dはまさにその点で強さを発揮しました。
私は週末に三時間以上の配信を通して試しましたが、温度が急激に上がったり、カクついたりすることは一度もありませんでした。
「ストレスなく続けられる」という価値の大きさを、この年齢になって心底理解した気がします。
冷却に関しても印象的な違いがありました。
以前使っていたCore Ultra搭載のPCでは、配信が長引くとファンが唸りをあげ、正直なところ耳障りで気が散りました。
その経験から「やっぱり冷却が安定していないとダメだな」と痛感していたのです。
配信中にマイクへ不快なノイズが入りにくい。
その静けさが長時間の集中を支えてくれる。
正直、これは思った以上の収穫でした。
空冷の有効性についても見直しました。
TDP120Wと聞けば水冷を考える人も多いでしょう。
しかし私が高性能な空冷クーラーを組み合わせて使ってみた結果、静音性と冷却効率が両立できることに気づきました。
夜中でも落ち着いた静けさのまま使えて、しかも温度管理に不安なし。
数値で示すより、この「静かに続けられる状態」がどれほど価値あるか、配信を日常的に行う人なら分かると思います。
便利さに直結する要素なんです。
CPU温度が安定せず、フレームレートが乱れ、配信映像までカクついた経験をしています。
だからこそ今は、見栄えと冷却のバランスを大切にしたケースを選ぶようになりました。
40代に入ってからは「見た目重視より、持続的に安定した仕事をする機材」を求める感覚が強くなってきます。
その気づきを与えてくれたのもこの環境での経験でした。
ストレージの面でも信頼感があります。
配信しながら録画データをNVMe SSDに保存しても遅延がなく、DDR5?5600のメモリとの相性も良いため、ボトルネックが発生しません。
昔使っていた環境では録画を裏で走らせると配信ソフトが重くなり、動作が緩慢になることがしばしばありました。
あれは、配信中に周囲から「映像止まってない？」と指摘されるたびに気分が落ち込んでしまう、ストレスフルな記憶です。
今はそんな不安がなくなり、プレイそのものに集中できます。
OBSでモニタリングしていてもCPU使用率の振れ幅が小さいため、配信者にとって一番嫌な「予期せぬカクつき」の不安がなくなるのが大きい。
夜中に友人とオンラインで遊ぶとき、これまでならファンの音やカクつきが心配で気を遣っていました。
でも今は気軽に通話しながらゲームに没頭できます。
ちょっとした変化ですが、その解放感は大きいのです。
9800X3Dは消費電力を劇的に抑えられるタイプではありません。
そのため電源ユニットの選び方には注意が必要です。
ただ、それさえ適切であれば、熱や騒音の心配をほとんどせず、落ち着いた配信環境を築けます。
年齢を重ねた今、私は「理想的な環境」とは最高性能を追うのではなく、現実の制約の中でバランスを整えることだと考えるようになりました。
そのうえで私は断言します。
単なるスペック遊びではなく、日々の使用感に直結する快適さを提供してくれる機材はそう多くありません。
ケース選びや冷却の工夫といった周辺環境を整えれば、その力はさらに引き出されます。
私は本気で、このCPUを基盤に構成を組むことをお勧めしたいと思っています。
ゲームも配信も、大事なのは「続けられること」です。
それこそが、忙しい日々の中で貴重な時間を輝かせるための条件なのだと、私は身をもって感じてきました。
そして私にとって、その条件を満たしてくれる答えが、このRyzen 9800X3Dだったのです。
Ryzen 9800X3Dに合うグラボ選びの考え方
RTX 5070TiとRX 9070XTで体感したフレームレートの差
スペック表に並ぶ数値だけを見ればどちらも高性能なのは間違いありません。
しかし実際にケースを開け、自分のPCに組み込み、数時間から十数時間とプレイを重ねていくと、単純な数字の比較では気づけない違いが次第にはっきりと見えてきます。
その差は机上のデータよりも、日常的に体感するプレイの質そのものに直結していて、私にとっては非常に大きな意味を持つものでした。
まずRTX 5070Tiですが、このカードの強みは何より安定感にあります。
フレームレートが大きく揺れることが少なく、特に銃撃戦が入り乱れるFPSや、光や影が複雑に絡み合う場面でも滑らかな動きをしっかりと維持してくれるのです。
長時間のプレイでも負担を感じにくく、集中力を削がれることがありません。
DLSS 4を活用できる最新タイトルではフレームも一段と伸びて、場に流れる空気に自然と入り込んでいける。
こうした体験は、単なるベンチマークの数値以上に価値があります。
安定してるんです。
一方でRX 9070XTには、別の意味で心を揺さぶられる瞬間が何度もありました。
FSR 4を有効化したときの伸びは率直に言って印象的で、150fpsを超えるシーンもあり、画面が生き生きと動いているのを感じられるのです。
加えて、オープンワールドの大自然を歩いていると、草木が風に揺れる様子や遠くの山々の霞んだ輪郭が美しく描かれ、現実に旅しているかのような没入感を得られました。
時には少しフレームが落ちても「ああ、この風景を堪能できているなら気にならないな」と思えてしまう。
ゲームの楽しみ方は必ずしもスムーズさだけでは測れないという気づきでした。
心が動く場面。
RTX 5070Tiでは、夜の街のネオンや雨上がりの水面に映る光まできちんと表現しつつ、90fps前後を安定して保ってくれました。
これは大きいですね。
緊迫したシーンでも不安なく集中できるのはありがたい限りです。
一方でRX 9070XTでは、似たような場面に出会うと急にフレームが落ちて「あ、今ガクッときたな」とつぶやいてしまうほどで、その瞬間に少しだけ世界から引き戻される感覚がありました。
没入感を削がれるのは惜しいところです。
ただし、これでRX 9070XTの価値が下がるとは全く思いません。
むしろ、作品世界そのものを味わうことを大切にしている方にとっては、心強い存在になるでしょう。
特にシングルプレイRPGでは、その豊かな描写が光ります。
広大な街並みの細部や、空や雲が刻々と変わるさまを見ていると、本当に自分が物語の一員になったような感覚を覚えるのです。
自分の時間を大切にしながら穏やかにゲームを遊びたいとき、この描写力は強い魅力となります。
ゆったりできるんです。
普段は仲間と連携するFPSを中心にプレイしますが、そのときはRTX 5070Tiの俊敏さが圧倒的に頼りになります。
操作に対する応答が速く、わずかな遅延すらほとんど意識せずに済むおかげで、勝負に臨む集中力を最後まで維持できる。
この部分は、何よりも数字以上に実際の勝率を大きく左右する要素だと私は考えています。
逆に、一人で没入するRPGやアドベンチャーでは、RX 9070XTが見せる映像の豊かさが本当に心に響きます。
街の建物の細かな装飾や、日が沈む空のグラデーションの深みなど、プレイヤーが目を止めたその瞬間に応えてくれる描写があります。
細部を愛でながら世界観に浸ると、「今この旅路に生きているんだ」と実感できるのです。
この感覚こそ、数字で測れるものではありません。
最終的に私は、用途によってこの二つを器用に使い分けるのが正しいと考えるようになりました。
Ryzen 9800X3Dと組み合わせた場合、対戦で勝利を追求するならRTX 5070Tiで間違いありませんし、逆に映像に酔いしれたいときにはRX 9070XTがしっくりと来ます。
PC全体の環境を語る上でグラフィックボードだけが答えではありませんが、この二つについては役割がはっきりと分かれていて、選びやすいと感じています。
勝負か、癒しの時間か。
私にとっては、挑戦するときの頼もしい相棒と、心を解きほぐしてくれる相棒。
そんな風に二つのGPUを見ています。
どちらが上という話だけでは語りきれない、使う場面と気持ち次第で顔を変えてくれる存在。
4Kやレイトレーシングを使ったときのパフォーマンス差
もちろんGPUの性能がフレームレートの上限を決めるのは事実ですが、実際に手に伝わる体験はCPUの働きにも深く左右されるのです。
グラフ上のfpsの数値よりも、遊んでいるときに突然カクついたりせず、安定して動いてくれるかどうかが、心に残る評価につながる。
それが現実です。
実際にプレイしてみると、9800X3Dは重たい場面でも妙に粘りを見せることがあって驚かされます。
例えばレイトレーシングをオンにして、細かい光の反射が画面全体を覆うようなシーンでも、「あれ、意外と耐えてるな」と思わせてくれる余裕がある。
その瞬間の安心感は本当に大きい。
数字は確かに大事ですが、体感としての違いはそれ以上に鮮明なのです。
同じ場面をIntel Core Ultra 7やUltra 9で試すと、一見は高性能なのにシーンによって唐突にfpsが沈み、プレイのリズムが乱されてしまいました。
数字の上では優っている場面があるのに、不意に気持ちを削がれる落差。
これはゲームを続ける上で結構こたえます。
人間って、安定したリズムの中で遊んでこそ没入できるんですよね。
9800X3Dでは最低fpsの落ち込み方が穏やかで、結果的に精神的にラクでした。
大げさではなく、わずかな不安定さがストレスにつながる。
そう痛感しました。
正直、最初はここまでの違いを期待していなかったのです。
というのも、私はCore Ultra 7 265KFとRTX 5070の組み合わせでしばらく運用していて、性能的に不足はないと考えていました。
ですが、やや重めのアクションRPGでfpsが不安定に波打つのを経験し、「もう少し安定すればなあ」とため息をついたことを覚えています。
その後、CPUを9800X3Dに切り替えてみたら、GPUは同じでもゲーム体験がまるで別物になった。
数字ばかり追いかけていた自分に「いや、違うだろ」と突き付けられた瞬間でした。
冷却面でも意外な強みがありました。
私は長年PCを自作してきているのですが、高性能CPUを載せるときは「水冷を使わなきゃ心配だ」と思ってきました。
ですが9800X3Dは空冷で十分回せる範囲に収まってくれて、PCケースを無理に大型にする必要もない。
冷却のために余計なコストを払わなくて済む。
それって実際に構築する身からしたらすごく助けになるんですよ。
昔、水冷のメンテに時間を取られてうんざりした経験があるからこそ余計にそう感じました。
特に日没の光が差し込むシーンで、Core Ultraだと一瞬カクついて没入感が途切れてしまったんです。
せっかく美しい演出が台無しになる瞬間でした。
一方9800X3Dではその落ち込みをほとんど感じず、物語にスッと入り込むことができた。
fpsの数字にすればたった数fpsの差かもしれません。
でもユーザーの心にはその「数fps」がとんでもなく大きく響く。
実際に遊んで初めてわかった事実です。
それに最新技術のDLSS 4やFSR 4を組み合わせる環境だと、GPUの負担は軽くなるはずなのに、CPUの処理能力が足を引っ張ることがあるのです。
9800X3Dはその点でキャッシュが真価を発揮し、パイプラインの処理を安定させてくれるので安心して任せられる。
Intel Core Ultra 9 285Kにも強みはあるのですが、純粋にゲーム体験を優先するならCPUの安定力が決め手になる。
もちろん、最上位のRTX 5090のようなGPUを選んでしまえば、IntelでもAMDでもほぼ満足できるでしょう。
しかし、多くの人が手にするのはRTX 5060TiやRadeon RX 9060XTといったミドルクラス。
そうなるとCPUの持つ支えが効いてくるんです。
fpsが安定せずに上下すると「安い組み合わせにしたせいで失敗したかな」と後悔が顔を出します。
その点、9800X3Dは確かに安心感を与えてくれる。
これは数字ではなく心で感じられるものです。
だからこそ、私は今後4Kかつレイトレーシングを本格的に楽しみたい人には、Ryzen 9800X3Dを強く勧めたいと思っています。
Core Ultraも優れた部分はあるのですが、安定性という観点に立つとRyzenに分があります。
仕事帰りに「今日は1時間だけゲームしよう」と腰を据えるとき、いちばん欲しいのは派手な数字よりもストレスなく遊べる安心感なんです。
最終的に言えることはとても単純です。
4K＋レイトレーシング環境を組むなら、Ryzen 9800X3Dと中上位のGPUを合わせること。
それだけで満足度はガラリと変わります。
これが私の経験から出た結論です。
数字以上の安心感。
心地よい安定性。
こうした何気ない違いが結局は毎日のゲーム体験を大きく左右するのだと、私は今しみじみと実感しています。
コスパ重視ならRTX 5060Tiを検討する理由
しかし実際の使用シーンを考えると、私はRTX 5060Tiを選ぶのが一番バランスが良いと強く感じました。
なぜなら、性能を追い求めても普段の環境では活かしきれないことが多く、その分のお金を他のパーツに回した方が、結果的に使っていて満足度が高くなるからです。
性能を盛れば盛るほど安心できるように思えますが、現実的には大きな投資が無駄に感じる瞬間が出てくるものです。
私は一度、5070Tiを導入して実際に試したことがあります。
確かにベンチマークスコアは立派な数字を示しましたが、フルHD環境での実際のゲームプレイでは、5060Tiとの差をほとんど体感できませんでした。
むしろ消費電力が高く、部屋の温度がじわじわ上がり、長い時間遊ぶと妙に体が疲れてしまったのです。
快適さより数値だけの優位を感じるのは正直虚しかった。
静かに、そして落ち着いた空気感の中でじっくり遊ぶなら、間違いなく5060Tiの方に分があると痛感しました。
冷房を強めにしてプレイを続ける状況になったとき、「電気代を増やしてまで何をやっているんだ」と心の中で苦笑したものです。
確かに性能は大切ですが、快適な環境を維持する視点はもっと大切だとその時気づきました。
ゲーマーが実際に求めている水準を考えると、144Hz程度で安定したフレームレートを維持できれば十分にゲームを楽しめます。
4Kや120Hzを超える映像は確かに夢があり、映像の美しさに惹かれる気持ちはわかります。
でも今すぐそこにすべての投資をして意味があるのかと問われれば、私はどうしても首を縦に振れないのです。
むしろ、DLSS 4や新しい描画技術に対応している5060Tiなら、現行の重たいタイトルでも快適に動作してくれるので、安心して遊べるという現実的な強みの方が心強い。
GPU業界の進化スピードは本当に凄まじいと感じます。
毎年のように最新世代が更新され、数年経てば当時のハイエンドを軽く超える中価格帯のモデルが登場してしまう。
必要十分な性能をミドルレンジで確保して、数年後にまたステップアップする方が賢いやり方ですし、長期的に見ても無理のない選択だと思います。
財布にやさしい選択。
これはとても重要です。
最近はAIによる映像生成や高度なレイトレーシングの表現が話題に上がるようになっています。
その点で、5060Tiは最新の機能に対応しながら価格を抑えていることが実に頼もしい。
ある意味で「手頃だけど侮れない一枚」と言えるでしょう。
私が知人に勧めるなら、このモデルを真っ先に挙げます。
さらにRyzen 9800X3Dとの相性も魅力的です。
もともとCPUの性能が飛び抜けているので、GPU側を極端に引き上げる必要がない。
むしろ価格面や電力面でのバランスが絶妙に取れる組み合わせです。
実際に組んで長時間動かしてみても安定感があり、熱暴走や不安定さを感じることなく安心してゲームに没頭できました。
堅実さと安定性、これが実際に体験すると想像以上に大きな価値になるのです。
最終的に私が選んだ答えはシンプルでした。
Ryzen 9800X3Dをベースに、無理のない予算でPCを構築するならRTX 5060Tiこそが最適解です。
必要以上に背伸びをせず、それでいて十分なパフォーマンスを得られる。
そして数年後、新しいGPU世代が登場したときに気持ちよく切り替えていける。
このサイクルがもっとも現実的で理にかなった選び方です。
性能を重視するのは自然なことですが、それだけで選んでも結局のところ自分の生活や日常の楽しさを犠牲にしてしまうことがある。
私は「自分の暮らしに無理なく溶け込む性能」が本当の満足感につながると思います。
RTX 5060Tiはその答えを体現している存在であり、派手さは控えめでも確かな安心感をもたらしてくれる。
信頼できる相棒といった印象です。
これまで何種類もGPUを使ってきましたが、5060Tiは「ちょうどいい存在感」で手の届きやすさと使いやすさを兼ね備えています。
極端な性能ではなく、日常に寄り添う堅実さ。
だからこそ私はこの選択を推したいのです。
人によって求めるものは違うでしょう。
でも、私にとって「頑張りすぎないで長く使える安心感」は何より価値があります。
このカードを選んだことで、ゲームの世界そのものを存分に楽しめる。
余計なことを気にせず遊べる。
それが一番の贅沢だと私は信じています。
Ryzen 9800X3D向けのメモリ・ストレージ選び
DDR5-5600を32GBと64GBで使う場合の違い
この選択は、多くの人が悩むところだと思います。
私自身、仕事の傍らでPCを組むのが趣味の一つになっていますが、この問題には随分と頭を使いました。
ですが、ゲームの合間に動画編集や配信を並行してこなすなら64GBにしておくほうが、確かに後悔は少ないと感じます。
仕事でも遊びでも、スムーズに進むかどうかは精神的な余裕に直結するんです。
まず32GBでの体験をお伝えすると、最新のタイトルでもメモリ不足に直面することはほぼありませんでした。
CPUのキャッシュ性能が強力に働いているので、画面がカクつくような不安感は感じなかったです。
私は試しにRTX 5070Tiを組み合わせて長時間遊んでみましたが、正直「困る場面」が浮かんできませんでした。
フレームレートも安定していて、画面の切り替えも滑らか。
余計な不安が消えて、純粋にゲームに没頭できる。
それだけで大きな価値があります。
とはいえ、状況が変わるのは仕事用ソフトを同時に動かすときです。
特にAdobe系のツールや映像編集ソフトを並行して走らせると、32GBではどうしても不安定な部分が出ました。
私は映像素材を扱う機会が多いのですが、容量の大きなファイルをやり取りすると「あと少し」が足りない場面が出てくるんです。
そこで64GBに増設してみたら、処理中の引っかかりが消えて、動作が全体的に軽快に変わりました。
作業効率が上がると、自然と気持ちも明るくなるものです。
さらにYouTubeの参考動画をブラウザで開いており、タブは十数個。
32GBの頃は一つ一つの操作の度に小さな待ち時間が積み重なって、正直イライラしていました。
それが64GBにしてからは別世界で、切り替えながら同時進行できる余裕が出てきたんです。
これはスペック表の数字には出ない体験。
使った人にしかわからない重みがあります。
負荷の山を越える力強さを感じました。
ただし64GBにしたからといって万能ではありません。
コストが一気に膨らみますし、安定性を担保するための調整も必要です。
DDR5の相性問題に直面したのは一度や二度ではなく、何度かBIOSの設定やアップデートを繰り返しました。
慣れている人なら「まあ仕方ない」で済みますが、初心者だったら不安になるでしょう。
実際、私もテストで64GBを4枚構成したとき、カタログ上は対応しているはずなのにクロックが落ちてしまい、DDR5-5600が安定しませんでした。
あの時は素直に「これは厳しいな」と心が折れかけました。
同じ64GBでも、2枚構成にすることで安定性と性能は大きく変わります。
この経験は今でも鮮明に覚えています。
では、どんな人にどちらを勧めるのか。
ゲーム専用の環境を作りたい人には迷わず32GBです。
シンプルな用途ならこれで十分。
用途が違えば正解も変わる。
結局は「使い方」に尽きます。
価格差が大きいので軽くは決められませんが、自分の作業内容に照らして判断するのが一番納得感があります。
さらに面白いのは、Ryzen 9800X3Dの特性です。
このCPUはキャッシュ性能を武器にしていますから、メモリ帯域の数値上の違いよりも、使ってみたときにユーザーが体感するスムーズさや安心感のほうが大切になります。
64GBが必要な人もいれば、32GBで十分な人もいる。
数字よりも自分のスタイルに合わせることが重要なんです。
最終的に私が感じているのはこうです。
ゲームに特化するなら迷わず32GB、マルチタスクやクリエイティブに挑むのなら64GB。
支払う金額に見合った安心と効率が得られます。
それが実感として一番大事な結論だと私は思います。
どこを優先するかで答えは変わりますが、自分の生活に直結するのがPCです。
私は64GBにしてから、作業で詰まる瞬間が減り、夜遅くまでストレスを抱え込むことが減りました。
その余裕が心の安定に繋がる。
9800X3D搭載PC搭載ゲーミングPC おすすめ5選
パソコンショップSEVEN ZEFT R60BT
| 【ZEFT R60BT スペック】 | |
| CPU | AMD Ryzen7 9800X3D 8コア/16スレッド 5.20GHz(ブースト)/4.70GHz(ベース) |
| グラフィックボード | Radeon RX 7800XT (VRAM：16GB) |
| メモリ | 32GB DDR5 (16GB x2枚 Micron製) |
| ストレージ | SSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE：5150Gbps/4900Gbps WD製) |
| ケース | LianLi O11D EVO RGB Black 特別仕様 |
| CPUクーラー | 水冷 240mmラジエータ CoolerMaster製 水冷CPUクーラー ML 240 Core II Black |
| マザーボード | AMD B650 チップセット ASUS製 TUF GAMING B650-PLUS WIFI |
| 電源ユニット | 850W 80Plus GOLD認証 電源ユニット (CWT製) |
| 無線LAN | Wi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b) |
| BlueTooth | BlueTooth 5 |
| 光学式ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ (外付け) |
| OS | Microsoft Windows 11 Home |
パソコンショップSEVEN ZEFT R61N
| 【ZEFT R61N スペック】 | |
| CPU | AMD Ryzen7 9800X3D 8コア/16スレッド 5.20GHz(ブースト)/4.70GHz(ベース) |
| グラフィックボード | Radeon RX 9070 (VRAM：16GB) |
| メモリ | 32GB DDR5 (16GB x2枚 Micron製) |
| ストレージ | SSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE：5150Gbps/4900Gbps WD製) |
| ケース | Fractal Design Pop XL Air RGB TG |
| CPUクーラー | 水冷 240mmラジエータ CoolerMaster製 水冷CPUクーラー ML 240 Core II Black |
| マザーボード | AMD B650 チップセット ASUS製 TUF GAMING B650-PLUS WIFI |
| 電源ユニット | 850W 80Plus GOLD認証 電源ユニット (CWT製) |
| 無線LAN | Wi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b) |
| BlueTooth | BlueTooth 5 |
| 光学式ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ (内蔵) |
| OS | Microsoft Windows 11 Home |
パソコンショップSEVEN ZEFT R60HM
| 【ZEFT R60HM スペック】 | |
| CPU | AMD Ryzen7 9800X3D 8コア/16スレッド 5.20GHz(ブースト)/4.70GHz(ベース) |
| グラフィックボード | GeForce RTX5070Ti (VRAM：16GB) |
| メモリ | 32GB DDR5 (16GB x2枚 Micron製) |
| ストレージ | SSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE：7300Gbps/6300Gbps WD製) |
| ケース | DeepCool CH510 ホワイト |
| CPUクーラー | 水冷 240mmラジエータ CoolerMaster製 水冷CPUクーラー ML 240 Core II White |
| マザーボード | AMD B650 チップセット MSI製 PRO B650M-A WIFI |
| 電源ユニット | 850W 80Plus GOLD認証 電源ユニット (CWT製) |
| 無線LAN | Wi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b) |
| BlueTooth | BlueTooth 5 |
| OS | Microsoft Windows 11 Home |
パソコンショップSEVEN ZEFT R61F
| 【ZEFT R61F スペック】 | |
| CPU | AMD Ryzen7 9800X3D 8コア/16スレッド 5.20GHz(ブースト)/4.70GHz(ベース) |
| グラフィックボード | GeForce RTX5070 (VRAM：12GB) |
| メモリ | 32GB DDR5 (16GB x2枚 Micron製) |
| ストレージ | SSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE：5150Gbps/4900Gbps WD製) |
| ケース | Thermaltake S200 TG ARGB Plus ブラック |
| CPUクーラー | 水冷 240mmラジエータ CoolerMaster製 水冷CPUクーラー ML 240 Core II Black |
| マザーボード | AMD B650 チップセット ASUS製 TUF GAMING B650-PLUS WIFI |
| 電源ユニット | 850W 80Plus GOLD認証 電源ユニット (CWT製) |
| 無線LAN | Wi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b) |
| BlueTooth | BlueTooth 5 |
| OS | Microsoft Windows 11 Home |
パソコンショップSEVEN ZEFT R60R
| 【ZEFT R60R スペック】 | |
| CPU | AMD Ryzen7 9800X3D 8コア/16スレッド 5.20GHz(ブースト)/4.70GHz(ベース) |
| グラフィックボード | GeForce RTX5090 (VRAM：32GB) |
| メモリ | 64GB DDR5 (32GB x2枚 Micron製) |
| ストレージ | SSD 2TB (m.2 nVMe READ/WRITE：7400Gbps/7000Gbps Crucial製) |
| ケース | Fractal Design Pop XL Air RGB TG |
| CPUクーラー | 水冷 360mmラジエータ CoolerMaster製 水冷CPUクーラー 360L CORE ARGB |
| マザーボード | AMD B650 チップセット ASUS製 TUF GAMING B650-PLUS WIFI |
| 電源ユニット | 1200W 80Plus GOLD認証 電源ユニット (LianLi製) |
| 無線LAN | Wi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b) |
| BlueTooth | BlueTooth 5 |
| 光学式ドライブ | ブルーレイスーパーマルチドライブ (内蔵) |
| OS | Microsoft Windows 11 Pro |
Gen4 NVMe SSDとGen5 SSDの速度差を実際に比較
Ryzen 9800X3DでゲーミングPCを組む際に悩んだのは、やはりストレージ選びでした。
性能を追求するべきか、コストを抑えるべきか、この二択を迫られるのは昔から変わらないことですが、今回ほど悩んだことは正直ありません。
私自身、結果としては「ゲーム中心ならGen4 NVMe SSDで十分、ただし動画編集や大容量データの処理を本気でやるならGen5を加えた方がいい」という結論に落ち着きました。
これは机の前で何度も実際にテストしながら体感として得た答えです。
最初は「せっかくなら最新規格を選んでおけば間違いない」と、安直にGen5を導入しようとしていました。
ところが実際にベンチマークを回し、具体的にゲームを起動してロード時間を測ってみると、数値ほどの差が実感できないことが多かったのです。
Gen4の7,000MB/sという速度でも、RPGやFPSを起動したときの差はせいぜい数秒程度。
その違いを縮めるために数万円を追加で払うかと言われると、財布を握る自分が躊躇してしまいました。
「まぁ、そこに大金を突っ込むくらいなら、家族と出かけておいしい食事に回した方がいいな」と頭をよぎったのが正直なところです。
とはいえGen5の速度を初めて計測した瞬間は、思わず声が出ました。
14,000MB/sを超える数値が画面に表示された瞬間、「うわぁ、すごい！」と。
特にシングルプレイ主体のタイトルであれば、正直なところ何も変わらないとすら思えるくらいでした。
ところが話が変わるのは、動画編集や写真整理など副業の作業を行うときでした。
数十GB単位のデータをコピーするとき、Gen5の本領がはっきり出ました。
進捗バーが一瞬で走り抜けていく光景は爽快そのもので、夜遅くにうつらうつらしながら待つ時間を削ってくれたのは確かです。
単に速いというより、不要なストレスから解放される、その感覚に救われました。
体は疲れていても、無駄な待機に気持ちを削られないのは実にありがたい。
働く身として、この違いはバカにできません。
Gen5は本当に熱いんです。
初めて試したときに80度近く跳ね上がった温度を見て、慌ててモニターから目を戻し、「やばいな、焦げる」と独り言をもらしました。
ヒートシンクを増設し、フロントのファンを総入れ替えする羽目になったのですが、これはある程度知識があったから対応できたこと。
正直、PCに詳しくない方が軽い気持ちで手を出したら危ないと思います。
逆にGen4は扱いやすさという点で圧倒的に優れていて、安心して長時間ゲームに集中できる環境を作れると確信しました。
Gen5はやはり高額で、登場直後はなおさらです。
特に家庭持ちの私のような世代からすれば、「ここは節約しておこう」と自制が働きます。
ゲームのためだけに費やす金額としては贅沢が過ぎます。
結果的に私は「Gen4があれば十分だ」という納得感が強まりました。
具体的な実体験で言えば、WDのGen5を導入したときにはコピーや編集作業で「これは仕事の効率を上げる投資だ」と胸を張れました。
けれどCrucialのGen4で長時間のゲームをしているときは、熱に怯えることなく安心して楽しむことができた。
この安心感は本当に大きいのです。
家族が寝静まった深夜、イヤホンをつけて自分の時間を楽しむときに、不安を感じないのは何より幸せでした。
最適解は両立だと思っています。
ゲームを楽しむ中心的な用途にはコストパフォーマンスに優れたGen4を据え、必要に応じてGen5をサブドライブに追加する。
つまり、役割を明確に分担させてやるということです。
余計な見栄を張る必要も、大枚を叩く必要もありません。
必要な場面に合わせて最適なストレージを選ぶことこそ、長く付き合えるPCには欠かせない選択だと信じています。
最終的に言えるのはシンプルなことです。
Ryzen 9800X3DでPCを組むとき、基本はGen4。
重要なのは数値の大小ではなく、自分の暮らしにどう寄り添ってくれるかという視点なのです。
家族の生活費もやりくりしている私にとっては、無駄な出費を避けることが大事です。
同時に、自分の時間を快適にしてくれる道具にもこだわりたい。
そのバランスが心を支えてくれます。
安堵。
これが40代の私にとって揺るがない基準です。
PCを作る時間も、使う時間も、人生の一部。
だからこそ納得のいく形を選びたいのです。
SSD規格一覧
| ストレージ規格 | 最大速度MBs | 接続方法 | URL_価格 |
|---|---|---|---|
| SSD nVMe Gen5 | 16000 | m.2 SSDスロット | 価格 |
| SSD nVMe Gen4 | 8000 | m.2 SSDスロット | 価格 |
| SSD nVMe Gen3 | 4000 | m.2 SSDスロット | 価格 |
| SSD SATA3 | 600 | SATAケーブル | 価格 |
| HDD SATA3 | 200 | SATAケーブル | 価格 |
容量は1TBか2TBか、使い方に応じた選び方
ゲーミングPCを買うときに私が必ず考えるのは「結局のところ後で後悔しないか」という点です。
だからこそ今の私なら迷わず2TBのSSDを選びます。
1TBでやっていけないわけではないのですが、AAAタイトルをいくつかインストールしたり、配信や動画編集を始めたりすると、容量不足がすぐ現実的な問題として突きつけられてきます。
私は過去に1TBで挑んだ時期があり、半年も経たないうちにゲームを消しては入れ替える日々に疲れ切っていました。
もちろん、万人に2TBが正解だとは言いません。
軽めのソフト中心で遊ぶゲームも限られているなら、1TBでも困らない方もいるでしょう。
ただしアップデートの肥大化や動画ファイルの保存などを考えると、そのたびに容量不足の不安がつきまといます。
常に「あと少し足りない」という感覚に追われるんです。
私はその小さなストレスを我慢する気力が持てなくなりました。
だから断言します。
余裕は大切。
最近はPCIe Gen.4のSSD価格も大幅に下がり、昔ほど1TBと2TBの価格差はありません。
昔は2TBといえば高嶺の花で手を出しづらいものでした。
それが今では1TBが「中途半端」に思えるくらいです。
買い替えや増設のコスト、手間、そのたびに発生する時間のロスを考えると一目瞭然です。
「最初にちゃんと選んでおくべきだった」と後悔する自分の姿を容易に想像できるからです。
AAAタイトルの大容量化は目覚ましいものがあります。
今では1本で150GBを超える作品も珍しくない。
3本ほど追加するだけで、あっという間に1TBの半分以上を消費してしまいます。
ここに録画や配信動画を保存すれば、残り容量はみるみる減ります。
「こんなためにPCを買ったんじゃない」と何度つぶやいたことか。
ストレージに追われる生活はもうこりごりです。
だから私は2TBを導入してから心底ほっとしました。
余裕があるため、ゲームも動画編集も資料作成も同じPCで安心してこなせます。
その快適さは生活の質をはっきり変えます。
ほんの数千円の違いで「ここまで気分が軽くなるのか」と驚きました。
実際にCrucialの2TBモデルを使っていますが、発熱の心配も少なく、動きも安定しているので「もうこれで十分だな」と確信できました。
以前の1TBにこだわっていた自分がなぜそこまで固執していたのか、不思議なくらいです。
仕事面でも、余裕のあるストレージは大きな武器になります。
動画や大量の資料を扱う際、いちいち「残り容量は大丈夫か」と確認する必要がないだけで作業スピードがずいぶん違います。
細かなストレスがないのは本当に助かります。
データを削除してから次の作業に入らなければならないあの煩わしさから解放されるのは、言葉以上の価値があると感じています。
毎日だからこそ、その差は積み重なって大きな成果を生みます。
実際、私は仕事と趣味の両方を1台のPCで回しています。
だから余裕がある環境は何度もありがたいと実感してきました。
資料を扱いながらも合間にゲームや動画編集をしても、容量不足を気にしなくていい日常は心を穏やかにしてくれます。
空きスペースを気にして調整していたころの自分を思い出すと、もう戻れませんね。
じゃあ結局どうするのがいいのか。
私の答えは単純です。
迷ったら2TBです。
容量に悩まされるリスクを排除しておくことは、本当にやりたいことを思う存分楽しむための最初の投資です。
コストにしても、追加購入や買い替えを避けられるから長期的にはむしろ合理的なんです。
Ryzen 9800X3Dのような高性能CPUを使うならなおさら、ストレージがボトルネックにならないよう配慮することは欠かせません。
私が言いたいのは「余裕を持つことは甘えではなく戦略」だということです。
数字上の違い以上に、精神的な安定と作業効率を支えてくれるのが大容量SSDです。
パフォーマンスに投資するなら、まずは余裕を買う。
この考えを持ってから、私はPCライフを後悔なく送れています。
同じように迷っている人には必ず伝えます。
「最初から2TBにしといた方がいい」と。
これは理屈だけではなく、自分自身の痛みと学びから来た実感です。
これが、私が40代のビジネスパーソンとして伝えたい、確かな経験の言葉です。
Ryzen 9800X3D搭載ゲーミングPCをBTO購入か自作か
ケース選びで変わる冷却性能と外観の好み
多くの人はCPUやGPUの数字ばかりを気にしますが、長く快適に使うために最終的にものを言うのはエアフローや静音性、そして日々向き合う時に得られる安心感です。
私は過去の失敗からそれを痛感し、ケース選びにはかなり神経を使うようになりました。
正直に言えば、冷却とデザイン、そのどちらも疎かにしてはいけません。
冷却性能をおろそかにしたら高性能パーツを台無しにしてしまいますし、デザインをおろそかにしたら、自宅での時間を台無しにしてしまいます。
つまり二つは両立させて初めて価値があるんです。
昔、私は外観だけに惹かれて正面が塞がれたケースを選んでしまったことがありました。
頭が痛くなるような轟音と吹き出す熱気。
やってしまった、と思いましたね。
あの選択を後悔した気持ちは今でも鮮明に残っています。
こうした経験から、私は一にも二にも冷却性能でケースを判断すべきだと本気で思うようになったわけです。
ただし最近はありがたいことに、冷却とデザインのどちらかを諦める必要がなくなりつつあります。
例えば二面以上をガラスにしながらもフロントから効率よく風を吸い込むケース、木目パネルを配して家具のように部屋になじみつつ内部の換気もしっかり練られた構造。
そういった工夫を目の当たりにすると、ケースはもう単なる金属やプラスチックの箱ではなく、自分の部屋の一部であり、暮らしの質に関わるプロダクトなのだと実感します。
私も初めは半信半疑でしたが、実際に設置してみると気持ちの落ち着き方がまるで違う。
これは本当に驚きでした。
私は仕事から帰宅したあと、椅子に腰を落ち着けてPCを前にするとホッとします。
部屋の雰囲気に自然に馴染むデザインであれば、そのひとときがずっと快適になります。
逆に無骨なケースだと、毎回気持ちが少し乱れる。
人によっては些細なことに思えるかもしれませんが、毎日の積み重ねを考えると決して軽視はできません。
ケースを選ぶ上で私が具体的に見るのはエアフロー、メンテナンス性、内部レイアウトの三点です。
フィルター清掃が簡単にできるかどうかは長期使用に直結します。
小さな不満の積み重ねがある日堰を切ったように吹き出す。
だからこそ掃除のしやすさは絶対に譲れない。
そして内部スペースの余裕も重要。
ハイエンドGPUを取り付けた時にケーブルが詰まりすぎれば、見た目ですぐにストレスが溜まり、結果として熱も篭ります。
先日ようやくLian Liのガラスケースを導入しました。
ガラスパネル越しに見えるRGBのやわらかな光、その落ち着き具合が絶妙で、派手過ぎないのに存在感がある。
だから「ああ、これは正しい買い物をしたな」と一人で頷いてしまいました。
ケース次第で自分の時間の質が変わるんだ、とこの時改めて実感しました。
正面メッシュは冷却性能、厚めパネルは静音、強化ガラスは見た目重視。
それぞれの特徴を理解した上で、どうバランスを取るかが勝負どころになります。
最近では標準で冷却ファンを複数搭載し、最適な位置に設置されているものも増えているので、追加投資の必要が少ないケースに出会えるのも大きな利点です。
長期的に使うことを考えると、こうした利便性は想像以上に効いてきます。
特にRyzen 9800X3Dのような発熱の高いCPUを扱う際は、ケースのエアフローが命です。
この一点を外すとせっかくの性能も台無しになります。
数値スペックよりも、最終的には環境がモノを言うのです。
ここを忘れてはいけない。
私は声を大にしてそう伝えたい。
私の結論はシンプルです。
冷却に妥協しない。
そして見た目にも納得できるケースを選ぶ。
この二つを守れば後悔はしません。
ケースはただの基盤を納める器ではなく、自分の誇りや感情をも支える存在です。
中途半端に済ませると必ず後悔しますよ。
これが私の本音です。
その積み重ねが安心につながります。
長く続く満足感。
最終的に私は「快適に冷えるかどうか」と「毎日向き合う気持ちが落ち着くかどうか」、両方の観点から考えるようになりました。
ゲーミングPCの価値はパフォーマンスだけでは計れません。
所有してうれしいと思える気持ちと、数字で裏付けられる安定性。
40代になった今だからこそ、その意味をより深く理解できたと感じています。
BTOメーカーを選んだ場合のメリットや安心感
Ryzen 9800X3Dを搭載したゲーミングPCを選ぶなら、私はBTOメーカーで購入するのが最も現実的で満足度が高い選択だと考えています。
しかし今の私には、そこに消耗する時間やリスクよりも、安定して安心できる完成品を手に入れることの方が大事になっています。
そうした当たり前の日常を守るために、あえて自作に挑まないという選択をするようになってきました。
若い頃に痛感したのは、自作の自由さが必ずしも幸福につながらないということです。
例えば昔、グラフィックボードのBIOSを更新しようとして失敗し、画面が真っ暗になってうんともすんとも言わなくなった時の、あの血の気が引くような瞬間を私は今でも鮮明に覚えています。
ネットで情報を集め直し、何とか復旧を試みるも結局うまくいかず、泣く泣く新しい部品を購入する羽目に。
だからこそ、メーカーが事前に動作検証を終えた状態で提供してくれるBTOが心強く思えるのです。
サポート体制の違いも無視できません。
Dellのサポートを利用した際には、夜遅くに不調が起きて不安に押しつぶされそうな中で、翌日すぐにレスポンスをもらえたことがありました。
細かい確認ややり取りも丁寧で、さすが世界規模の企業だと実感しましたね。
地域の修理店では味わえない安心感がそこにあるのだと、深く理解しました。
信頼できるサポート窓口があるかどうかは、一定以上の金額を投じる上で私にとって欠かせない条件です。
さらに思い出に残っているのは、HPの製品に初めて触れたときの印象です。
手に取った瞬間の頼もしさ。
数字やスペックシートでは伝わらない「安心して任せられる機械」という実感が、日々のモチベーションを支えてくれたのです。
パソコンショップSEVENにも独特の良さがあります。
老舗の貫禄を持ちつつ、新しい仕掛けも忘れていない。
ラインナップを眺めていると遊び心があり、思わず「これ面白いな」と声を出してしまう製品もあるんです。
実際にプロゲーマーや配信者が選んで使っているという点もまた説得力が増す。
しかも中身の構成が素直で、怪しい廉価パーツに置き換えたりしないところが購入者からすれば大きな安心材料です。
ブランドパーツが堂々と選べる環境というのは、やはり信頼を強化してくれるのです。
BTOの強みは安定だけではありません。
例えば最新GPUとの相性問題が少ないことも大きなアドバンテージです。
RTX 50シリーズやRadeon RX 90シリーズのような最新モデルを選んだ時も、電源容量や冷却性能まで含めて最適化されている。
私のように過去にエアフローを読み誤り、真夏にPCの内部が熱にやられて不快な轟音を立てる羽目になった経験を持つ人間にとっては、これは非常にありがたいことです。
冷却を軽視した代償として追加パーツを買い足した経験からすれば、その安心を得られるかどうかは、金銭以上の価値を感じられます。
静音性も無視できません。
家族が寝静まった夜中に、自分だけの時間として少しゲームをしたり資料整理を続ける。
そんなシーンでファンの音が耳障りだと、本当に気持ちが削られてしまう。
ちょっとした快適さの積み重ねが、毎日の充実度を大きく左右するのです。
Dellはサポートで安心をくれる。
HPは堅牢な作りで長く使える自信を持たせてくれる。
パソコンショップSEVENは信頼性と遊び心を兼ね備え、買う過程そのものを楽しませてくれる。
それぞれに特徴がありつつも、共通しているのは「安心して任せられる」という点です。
そして今の私が改めて声を大にして言いたいのは、Ryzen 9800X3DのようなハイエンドCPUを本気で活かすなら、自作ではなくBTOメーカーで買うことが賢明だということです。
時間を無駄にせず、トラブルを恐れず、むしろ余裕を持って毎日を楽しむ。
そこに一番大事な価値があると思うのです。
歳を重ねて、自分の時間の重みをより深く感じるようになったからこそ、信頼できる環境を最初から選びたい。
BTOはただの便利な選択ではなく、自分の人生をより良くする投資だと確信しています。
やっぱり安心が大事なんです。
信頼の積み重ねが未来を支えるんです。
9800X3D搭載PC搭載ゲーミングPC おすすめ5選
パソコンショップSEVEN ZEFT R60AP
| 【ZEFT R60AP スペック】 | |
| CPU | AMD Ryzen7 9800X3D 8コア/16スレッド 5.20GHz(ブースト)/4.70GHz(ベース) |
| グラフィックボード | GeForce RTX4060 (VRAM：8GB) |
| メモリ | 64GB DDR5 (32GB x2枚 Micron製) |
| ストレージ | SSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE：5150Gbps/4900Gbps WD製) |
| ケース | ASUS Prime AP201 Tempered Glass ホワイト |
| CPUクーラー | 空冷 DeepCool製 空冷CPUクーラー AK400 |
| マザーボード | AMD B650 チップセット MSI製 PRO B650M-A WIFI |
| 電源ユニット | 650W 80Plus BRONZE認証 電源ユニット (Silverstone製) |
| 無線LAN | Wi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b) |
| BlueTooth | BlueTooth 5 |
| 光学式ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ (外付け) |
| OS | Microsoft Windows 11 Home |
パソコンショップSEVEN ZEFT R60GC
| 【ZEFT R60GC スペック】 | |
| CPU | AMD Ryzen7 9800X3D 8コア/16スレッド 5.20GHz(ブースト)/4.70GHz(ベース) |
| グラフィックボード | GeForce RTX3050 (VRAM：6GB) |
| メモリ | 16GB DDR5 (8GB x2枚 Micron製) |
| ストレージ | SSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE：5000Gbps/3900Gbps KIOXIA製) |
| ケース | Thermaltake S100 TG |
| CPUクーラー | 空冷 DeepCool製 空冷CPUクーラー AK400 |
| マザーボード | AMD B650 チップセット MSI製 PRO B650M-A WIFI |
| 電源ユニット | 650W 80Plus BRONZE認証 電源ユニット (Silverstone製) |
| 無線LAN | Wi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b) |
| BlueTooth | BlueTooth 5 |
| OS | Microsoft Windows 11 Home |
パソコンショップSEVEN ZEFT R60RG
| 【ZEFT R60RG スペック】 | |
| CPU | AMD Ryzen7 9800X3D 8コア/16スレッド 5.20GHz(ブースト)/4.70GHz(ベース) |
| グラフィックボード | Radeon RX 7800XT (VRAM：16GB) |
| メモリ | 32GB DDR5 (16GB x2枚 Micron製) |
| ストレージ | SSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE：5150Gbps/4900Gbps WD製) |
| ケース | be quiet！ SILENT BASE 802 Black |
| CPUクーラー | 水冷 240mmラジエータ CoolerMaster製 水冷CPUクーラー ML 240 Core II Black |
| マザーボード | AMD B650 チップセット ASUS製 TUF GAMING B650-PLUS WIFI |
| 電源ユニット | 850W 80Plus GOLD認証 電源ユニット (CWT製) |
| 無線LAN | Wi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b) |
| BlueTooth | BlueTooth 5 |
| 光学式ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ (外付け) |
| OS | Microsoft Windows 11 Home |
パソコンショップSEVEN ZEFT R61GF
| 【ZEFT R61GF スペック】 | |
| CPU | AMD Ryzen7 9800X3D 8コア/16スレッド 5.20GHz(ブースト)/4.70GHz(ベース) |
| グラフィックボード | GeForce RTX5060 (VRAM：8GB) |
| メモリ | 32GB DDR5 (16GB x2枚 Micron製) |
| ストレージ | SSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE：5000Gbps/3900Gbps KIOXIA製) |
| ケース | Thermaltake S100 TG |
| CPUクーラー | 空冷 DeepCool製 空冷CPUクーラー AK400 |
| マザーボード | AMD B650 チップセット MSI製 PRO B650M-A WIFI |
| 電源ユニット | 750W 80Plus GOLD認証 電源ユニット (Silverstone製) |
| 無線LAN | Wi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b) |
| BlueTooth | BlueTooth 5 |
| OS | Microsoft Windows 11 Home |
パソコンショップSEVEN ZEFT R60CRA
| 【ZEFT R60CRA スペック】 | |
| CPU | AMD Ryzen7 9800X3D 8コア/16スレッド 5.20GHz(ブースト)/4.70GHz(ベース) |
| グラフィックボード | GeForce RTX5070Ti (VRAM：16GB) |
| メモリ | 32GB DDR5 (16GB x2枚 Micron製) |
| ストレージ | SSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE：5150Gbps/4900Gbps WD製) |
| ケース | ASUS Prime AP201 Tempered Glass ホワイト |
| CPUクーラー | 水冷 240mmラジエータ CoolerMaster製 水冷CPUクーラー ML 240 Core II Black |
| マザーボード | AMD B850 チップセット ASRock製 B850M Pro-A WiFi |
| 電源ユニット | 850W 80Plus GOLD認証 電源ユニット (CWT製) |
| 無線LAN | Wi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b) |
| BlueTooth | BlueTooth 5 |
| 光学式ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ (外付け) |
| OS | Microsoft Windows 11 Home |
自作するときに注意したほうがいい点
Ryzen 9800X3Dを使ってゲーミングPCを作るときに本当に大事なのは、最大限の性能を引き出すことに加えて、自分が長く使っていて疲れないか、心地よく付き合えるかどうかだと私は思っています。
数字としてのスペックは確かに力強いのですが、それだけでは足りません。
電源やケース、冷却の仕組み、メモリやGPUとの相性まで含めて、全体のバランスを考えることが、結局最後に「快適だった」と胸を張れるかどうかを左右するのです。
数字に酔ってしまうと後で痛い目を見る。
これは何度も身に沁みました。
私が9800X3DとRTX5070Tiを組み合わせて構築した時、少し調子に乗って最新規格のGen.5対応SSDを導入しました。
ところがこれがクセ者で、発熱が予想以上に厳しい。
ベンチマークの数字を見ている間はうれしくて「これは勝ったな」と思っていたのですが、長くゲームを回してみると温度が一気に跳ね上がり、スロットリングが起きて性能が頭打ちになる。
机の前で「やっちまったな…」とため息を漏らした自分がいました。
こうして冷却の大切さを軽んじたことを心底悔やむ結果になったわけです。
冷却は軽視すべきではありません。
9800X3Dは省エネ設計と言われますが、3D V-Cacheが発熱を局所的に集中させます。
小型空冷クーラーでは力が及ばず、ある程度大きなヒートシンクを備えた空冷を選ぶか、あるいは水冷を導入する判断が迫られます。
私は最初水冷にも目を向けました。
「性能より安定感。
決して派手ではないけれど安心できる構成を選ぶ、その大人の決断が必要なんだと思います。
次に忘れてはいけないのがマザーボードです。
最新モデルを買えばそれで安心、というわけにはいきません。
BIOSが古いままでは新しいCPUが起動すらできないという落とし穴が待っています。
私も一度、古いPCを引っ張り出して更新する羽目になり「なんで今なんだよ！」と声をあげたことがありました。
苛立ちと焦りが混じり、夜中に一人汗を流しながら作業する光景は今思えば滑稽ですが、その後起動に成功した時の達成感は特別で、苦労も報われた気持ちになったものです。
メモリも気を付ける部分です。
DDR5の高速モデルだからといって、必ずしも仕様通りに動くとは限りません。
組み合わせによっては定格でしか動作しないこともあります。
新品を開けた時のワクワクを打ち砕かれるあの瞬間。
私も「おいおい、結局これか」と苦笑した経験があります。
頭で理解していても、本当に納得できるのは自分がその不満を体験してからです。
そのとき初めて「数字より実動の安心感だな」と身をもって学ぶのです。
電源もとても重要です。
本体のスペックシートを見て「消費電力はこれくらいだろう」と高をくくっていると痛い目に遭います。
特にRTX50シリーズとの組み合わせでは瞬間的な電力の跳ね上がりが凄まじく、ゲーム中に不意に電源が落ちることもあるんです。
あの不意打ちは心臓に悪かった…。
以降私は定格に余裕を持たせ、80PLUSゴールド以上を必ず選ぶことにしています。
値段は上がりますが、「ここでケチったら終わり」だと肝に銘じています。
ケースの選び方もまた甘く見られがちです。
透明なガラスパネルからRGBが鮮やかに光る姿は確かに魅力的でした。
だから私も手を伸ばしました。
でも長時間の稼働で熱がこもり、GPUのパフォーマンスが下がった瞬間、頭を抱えました。
見た目優先の代償。
それが痛いほど理解できたのです。
そのとき心底実感しました。
「冷やせないケースに価値はない」と。
自作には完成品PCのように当たり前の保証などありません。
壊れたら自己責任。
配線が正しいか、パーツが初期不良か、すべて自分で調べるしかない。
深夜一人でモニターがつかない原因を探して、一本一本ケーブルを抜き差しする時間は孤独です。
ですが同時に、不安と期待の入り混じった特別な時間でもあります。
目の前の画面に映るBIOSの文字を見て、心の奥から「よし！」と拳を握った自分を今でも思い出します。
最終的に9800X3Dを活かす鍵は、冷却、電源、相性確認、この三つに尽きます。
例えばGPUならRTX5070TiやRadeon RX9070XTを選び、メモリはDDR5-5600で32GB程度を組み合わせておけば、安心して高負荷タイトルも走らせることができます。
シンプルだけれど実効性のある構成です。
正直に言えば、自作は楽ではない。
でも全部終わった先にあるものは何か。
そう問われれば、私はためらいなくこう答えます。
手元に生まれる愛着と、自分の手で成し遂げた確かな自負だと。
だからこそ、これから挑む人に伝えたいのです。
慌てず、腰を据えて、ひとつひとつ自分で考えて選んでほしい。
そうすれば必ず「自分の最高の一台」が形になります。
FAQ Ryzen 9800X3DゲーミングPCに関するよくある質問
Ryzen 9800X3DはCore Ultraよりゲームに有利なのか？
なぜかといえば、数値やベンチマークを並べても見えてこない余裕の差を、実際のプレイで強く感じられたからです。
特にアクションやFPSの緊張感ある場面で、あと一歩の反応の速さが結果を大きく分けるわけですが、その瞬間にRyzenがもたらす安心感は本当に大きいのです。
私自身、Core Ultra搭載機とRyzen 9800X3Dを平行して試しながら数週間ほどプレイしましたが、どちらも性能上は十分すぎるものの、やはり戦闘シーンや人が密集する大型バトルでは体感が異なりました。
ゲームの途中でわずかに挙動が乱れるか、それとも安定して視点が動くか。
その差は地味に見えて、実際の没入感を決定づける大きな要因だなと痛感しました。
スペック表には出ない差だからこそ、体感したときのインパクトが大きいのです。
3D V-Cacheが効いているのか、負荷が一瞬高まったときの落ち込みが少なく、結果として映像に集中できる。
正直に言うと、一度この快適さを経験してしまうと、もうわずかな引っかかりでも気になってしまうものです。
これは使った人しかわからないかもしれません。
とはいえCore Ultraが劣っているかというと、そんなことはありません。
私は試しに動画配信を行いながら同時にAIを使った分析ツールを動かしてみたのですが、そのときにはNPU搭載のCore Ultraが強烈に効力を発揮し、処理落ちやファンの騒音に悩まされることがありませんでした。
だから環境や使い道によって最適解が切り替わるのだなと、実体験を通して納得しました。
ここには単純な優劣では語れない意味があります。
試した環境としてはRTX5070TiやRadeon RX9070XTとの組み合わせも行いましたが、1080pや1440pでのテストではRyzenの伸びが際立っていました。
フレームの下限が安定しているおかげでプレイヤーの息が乱れない。
つまりストレスを感じにくい。
これが本当に大切です。
もちろん4K以上になればGPU依存が強くなり、CPU間の差は縮小します。
それでも安心感を最も長く提供してくれるのがRyzenであるという事実は、揺るがないように感じました。
だから私がゲーム仲間に勧めるなら、迷わず「Ryzen 9800X3Dにしておけ」と言うと思います。
これは数字やランキングを何度見直しても導き出せない実体験からの答えです。
そのシーンを支えるのが、ほんの数フレームの安定なのです。
大げさに聞こえるかもしれませんが、そこで楽しさが決まる。
そんな小さな差が、心からの没入を生んでいるのだと思います。
とはいえ、もちろんCore Ultraにも大きな未来を感じさせる力があります。
特にAIを絡めた新しい仕組みや、ライブ翻訳を重ねた配信などに触れたときには、正直「Intelの方向性もかなりワクワクさせるものだ」と思わされました。
これから数年でゲームの仕組みにAIが自然と溶け込んでいけば、Core Ultraの存在感が大きくなる可能性は確実にあります。
その兆しを間近で感じる体験でした。
それでも現時点では、私の答えは変わりません。
純粋に好きなゲームを好きなように楽しむために選びたいのはRyzen 9800X3Dです。
理由はシンプルですが、快適さこそがゲーマーにとって最も価値のある体験だからです。
たとえモニターを120Hz以上に買い替えても、CPUが足を引っ張ればその投資は十分に発揮されません。
その大切な投資を裏切らないのがRyzenだと私は実感しました。
ここは譲れません。
もっとも、仕事や配信、多数のアプリを並行して扱うようなシーンまで視野に入れるならばCore Ultraを選んだ方が安定するのも確かです。
結局これは「どこに軸足を置くか」で答えが変わります。
両者とも完成度が高いからこそ、自分に合った使い道を決めることが欠かせません。
RyzenかCore Ultraか。
それは人のスタイルそのものに近いと思います。
快適に遊べるかどうか、ストレスを感じないかどうか。
ここに尽きると言っていいでしょう。
だからもう一度自分の財布からお金を出して選ぶとしたら、私は間違いなくRyzen 9800X3Dを手に取ります。
仕事の疲れを癒すために深夜まで熱中できる一瞬一瞬。
それをなめらかに支えてくれるその安心感を、私はもう手放せません。
最後に整理すると、今の時点でゲームをとことん楽しみたいならRyzen 9800X3D、幅広くAIや配信にもチャレンジしてみたいならCore Ultra。
どちらも優秀で甲乙つけがたい存在ですが、ゲーム用途という一点においては、やはりRyzenを選んだ方が満足度が高いと胸を張って言えます。
快適さ。
人気PCゲームタイトル一覧
| ゲームタイトル | 発売日 | 推奨スペック | 公式 URL |
Steam URL |
|---|---|---|---|---|
| Street Fighter 6 / ストリートファイター6 | 2023/06/02 | プロセッサー: Core i7 8700 / Ryzen 5 3600
グラフィック: RTX2070 / Radeon RX 5700XT メモリー: 16 GB RAM |
公式 | steam |
| Monster Hunter Wilds
/ モンスターハンターワイルズ |
2025/02/28 | プロセッサー:Core i5-11600K / Ryzen 5 3600X
グラフィック: GeForce RTX 2070/ RTX 4060 / Radeon RX 6700XT メモリー: 16 GB RAM |
公式 | steam |
| Apex Legends
/ エーペックスレジェンズ |
2020/11/05 | プロセッサー: Ryzen 5 / Core i5
グラフィック: Radeon R9 290/ GeForce GTX 970 メモリー: 8 GB RAM |
公式 | steam |
| ロマンシング サガ2
リベンジオブザセブン |
2024/10/25 | プロセッサー: Core i5-6400 / Ryzen 5 1400
グラフィック:GeForce GTX 1060 / Radeon RX 570 メモリ: 8 GB RAM |
公式 | steam |
| 黒神話：悟空 | 2024/08/20 | プロセッサー: Core i7-9700 / Ryzen 5 5500
グラフィック: GeForce RTX 2060 / Radeon RX 5700 XT / Arc A750 |
公式 | steam |
| メタファー：リファンタジオ | 2024/10/11 | プロセッサー: Core i5-7600 / Ryzen 5 2600
グラフィック:GeForce GTX 970 / Radeon RX 480 / Arc A380 メモリ: 8 GB RAM |
公式 | steam |
| Call of Duty： Black Ops 6 | 2024/10/25 | プロセッサー:Core i7-6700K / Ryzen 5 1600X
グラフィック: GeForce RTX 3060 / GTX 1080Ti / Radeon RX 6600XT メモリー: 12 GB RAM |
公式 | steam |
| ドラゴンボール Sparking! ZERO | 2024/10/11 | プロセッサー: Core i7-9700K / Ryzen 5 3600
グラフィック:GeForce RTX 2060 / Radeon RX Vega 64 メモリ: 16 GB RAM |
公式 | steam |
| ELDEN RING SHADOW OF THE ERDTREE | 2024/06/21 | プロセッサー: Core i7-8700K / Ryzen 5 3600X
グラフィック: GeForce GTX 1070 / RADEON RX VEGA 56 メモリー: 16 GB RAM |
公式 | steam |
| ファイナルファンタジーXIV
黄金のレガシー |
2024/07/02 | プロセッサー: Core i7-9700
グラフィック: GeForce RTX 2060 / Radeon RX 5600 XT メモリー: 16 GB RAM |
公式 | steam |
| Cities： Skylines II | 2023/10/25 | プロセッサー:Core i5-12600K / Ryzen 7 5800X
グラフィック: GeForce RTX 3080 | RadeonRX 6800 XT メモリー: 16 GB RAM |
公式 | steam |
| ドラゴンズドグマ 2 | 2024/03/21 | プロセッサー: Core i7-10700 / Ryzen 5 3600X
グラフィック GeForce RTX 2080 / Radeon RX 6700 メモリー: 16 GB |
公式 | steam |
| サイバーパンク2077：仮初めの自由 | 2023/09/26 | プロセッサー: Core i7-12700 / Ryzen 7 7800X3D
グラフィック: GeForce RTX 2060 SUPER / Radeon RX 5700 XT メモリー: 16 GB RAM |
公式 | steam |
| ホグワーツ・レガシー | 2023/02/11 | プロセッサー: Core i7-8700 / Ryzen 5 3600
グラフィック: GeForce 1080 Ti / Radeon RX 5700 XT メモリー: 16 GB RAM |
公式 | steam |
| TEKKEN 8 / 鉄拳8 | 2024/01/26 | プロセッサー: Core i7-7700K / Ryzen 5 2600
グラフィック: GeForce RTX 2070/ Radeon RX 5700 XT メモリー: 16 GB RAM |
公式 | steam |
| Palworld / パルワールド | 2024/01/19 | プロセッサー: Core i9-9900K
グラフィック: GeForce RTX 2070 メモリー: 32 GB RAM |
公式 | steam |
| オーバーウォッチ 2 | 2023/08/11 | プロセッサー:Core i7 / Ryzen 5
グラフィック: GeForce GTX 1060 / Radeon RX 6400 メモリー: 8 GB RAM |
公式 | steam |
| Monster Hunter RISE: Sunbreak
/ モンスターハンターライズ：サンブレイク |
2022/01/13 | プロセッサー:Core i5-4460 / AMD FX-8300
グラフィック: GeForce GTX 1060 / Radeon RX 570 メモリー: 8 GB RAM |
公式 | steam |
| BIOHAZARD RE:4 | 2023/03/24 | プロセッサー: Ryzen 5 3600 / Core i7 8700
グラフィック: Radeon RX 5700 / GeForce GTX 1070 メモリー: 16 GB RAM |
公式 | steam |
| デッドバイデイライト | 2016/06/15 | プロセッサー: Core i3 / AMD FX-8300
グラフィック: 4GB VRAM以上 メモリー: 8 GB RAM |
公式 | steam |
| Forza Horizon 5 | 2021/11/09 | プロセッサー: Core i5-8400 / Ryzen 5 1500X
グラフィック: GTX 1070 / Radeon RX 590 メモリー: 16 GB RAM |
公式 | steam |
4Kや高フレームレートを狙うならどのGPUが良い？
4Kで快適にゲームを楽しみたい人にとって、一番重要なのはGPU選びだと私は思います。
CPUやメモリももちろん大切ですが、映像の滑らかさや迫力を左右するのは、結局のところグラフィックカードの力なんですよね。
私自身、これまで何度かパーツ選びで失敗も経験してきました。
特に若い頃はCPUのスペックばかりに気を取られ、GPUを妥協した結果、画質設定を落とさざるを得なかったりして「何のために高性能なPCを組んだんだ」と後悔したことがありました。
これが結論です。
最新のRTX 5090を初めて試したとき、思わず「これは別世界だな」と心の中でつぶやいてしまいました。
特に光の表現力が素晴らしく、同じゲームのはずなのに映像のリアリティが全く違って見える。
映画館に迷い込んだような錯覚すら覚えました。
価格を見れば正直ため息が出ますが、その分を支払う価値は確実にあると思っています。
なぜなら数年先を見ても性能不足を心配せず安心してゲームを続けられるからです。
ある意味では、投資というより未来の自由時間を確保するような感覚なんです。
とはいえ、誰もが最上位モデルを選べるわけじゃないのも現実です。
実際に予算を考えれば、RTX 5070Tiは非常に魅力的な候補になります。
4Kでも設定を少し工夫すれば安定してプレイでき、100fps前後を出せるタイトルも決して少なくありません。
そうなると「無理に高額モデルに飛びつかなくても、この辺りで十分に楽しめるな」と感じます。
同年代の友人たちもこの選択をしている人が多く、話を聞くと「これなら長く使えて満足」と口を揃えて言っています。
堅実な選択肢。
また忘れてはいけないのがRadeonです。
RX 9070XTを実際に触ったときには「これは意外とやれるな」という印象を持ちました。
大規模なMMOで街に人が大量に集まる場面でも映像が安定していたのは驚きでした。
派手な宣伝効果やブランドのイメージ力ではどうしてもNVIDIAに劣る部分がありますが、ゲームを実際に遊ぶ私にとっては快適さの方が何倍も大事です。
余計なストレスを感じず落ち着いて没頭できる環境。
これが私のように40代に入って仕事と趣味のバランスを大事にしたい層には何よりの魅力だと思います。
安心。
一方で、廉価モデルのRX 9060XTやRTX 5060Tiはどうしても力不足を感じます。
もちろん設定を落とせば十分動作しますし、フルHDやWQHDでの運用ならむしろ良い選択肢かもしれません。
ただし4Kモニターで最高設定を夢見ているなら話は別です。
私も過去にコストを優先して遠回りをした経験があるので、この失敗はよく分かります。
さらに忘れがちなのが冷却や電源周りです。
高性能GPUともなれば消費電力も発熱も相当大きい。
ケースのエアフローや電源容量をケチると、それがそのまま不安定要素になってしまいます。
これはまるで職場のチームと同じで、エース級のメンバーがいても周りが支えられなければ成果は上がらない。
そういう関係性なんだと痛感します。
未来まで最高の体験を求めるならRTX 5090、予算と性能のバランスを取りたいならRTX 5070TiかRX 9070XT。
そして絶対に避けるべきなのは「中途半端に妥協すること」。
結局その選択をすると、時間が経つにつれて満足できなくなり「あのとき勇気を出していれば」と後悔の感情だけが残るからです。
ゲームは楽しむための趣味であって、ストレスを抱えるためのものじゃありません。
私が40代になってようやく理解したことがあります。
楽しさと後悔の分かれ道は、ほんの最初の選択に潜んでいるということです。
本当に欲しい環境なら、覚悟をもって選ばなくてはいけない。
私は自分の経験からそう信じていますし、同じ世代に向けて「どうせなら後悔のない選択を」と伝えたい気持ちでいっぱいです。
大切なのは後悔しない環境作り。
最新グラフィックボード(VGA)性能一覧
| GPU型番 | VRAM | 3DMarkスコア TimeSpy |
3DMarkスコア FireStrike |
TGP | 公式 URL |
価格com URL |
|---|---|---|---|---|---|---|
| GeForce RTX 5090 | 32GB | 48421 | 101111 | 575W | 公式 | 価格 |
| GeForce RTX 5080 | 16GB | 31973 | 77442 | 360W | 公式 | 価格 |
| Radeon RX 9070 XT | 16GB | 29985 | 66221 | 304W | 公式 | 価格 |
| Radeon RX 7900 XTX | 24GB | 29909 | 72832 | 355W | 公式 | 価格 |
| GeForce RTX 5070 Ti | 16GB | 27013 | 68372 | 300W | 公式 | 価格 |
| Radeon RX 9070 | 16GB | 26359 | 59752 | 220W | 公式 | 価格 |
| GeForce RTX 5070 | 12GB | 21828 | 56342 | 250W | 公式 | 価格 |
| Radeon RX 7800 XT | 16GB | 19809 | 50075 | 263W | 公式 | 価格 |
| Radeon RX 9060 XT 16GB | 16GB | 16469 | 39054 | 145W | 公式 | 価格 |
| GeForce RTX 5060 Ti 16GB | 16GB | 15906 | 37891 | 180W | 公式 | 価格 |
| GeForce RTX 5060 Ti 8GB | 8GB | 15769 | 37670 | 180W | 公式 | 価格 |
| Arc B580 | 12GB | 14558 | 34638 | 190W | 公式 | 価格 |
| Arc B570 | 10GB | 13667 | 30610 | 150W | 公式 | 価格 |
| GeForce RTX 5060 | 8GB | 13130 | 32099 | 145W | 公式 | 価格 |
| Radeon RX 7600 | 8GB | 10762 | 31486 | 165W | 公式 | 価格 |
| GeForce RTX 4060 | 8GB | 10592 | 28354 | 115W | 公式 | 価格 |
メモリは32GBと64GBどちらを選べば快適か？
Ryzen 9800X3Dを軸にしたPCでメモリを32GBにするか64GBまで積むか、その判断は実際に人それぞれの使い方に大きく左右されます。
私自身が両方試してきた経験から言いますと、純粋にゲームを楽しむだけであれば32GBで十分です。
しかし、配信を重ねながら動画編集やAIを使ったツールを動かすような使い方を想定しているなら、迷わず64GBを選んだほうが安心できると断言します。
つまり、用途次第で答えははっきり変わってくるのです。
最初に私が32GBで組んだ時、思ったより快適でした。
そこで拍子抜けするくらい余裕があり、実際プレイしていてストレスは皆無でした。
安定感もあり、このままで十分なのではと思わされました。
ここまでは順風満帆。
ところがある日、軽い気持ちで配信しながら動画編集の準備を並行して行ったんです。
その瞬間、私のPCは一変しました。
画面のフレームはガタ落ち、音声はプツプツ途切れがちになり、正直「これはまずいな」と背筋が冷えたのを覚えています。
ゲームと配信ソフト、プラスしてAfter Effectsのキャッシュが同時にメモリを食い合うような状態になり、32GBでは明らかに窮屈だったのです。
焦りを感じる場面でした。
この事件があってから、私は64GBへ増設しました。
すると驚くほど快適になったのです。
同時に複数の重い作業を抱えてもフレーム落ちは消え、動作も途切れることなく軽快に進んでいきました。
作業中に余計な心配をしなくて済み、仕事に集中できる環境になる。
これが、とても大きな意味を持つことを実感しました。
ただし誤解してほしくないのは、64GBに増えたからといってゲーム単体のフレームレートが必ず伸びるわけではありません。
あくまで処理の余裕が広がるだけ。
むしろフレームの安定や快適な体験を支えるのはメモリの速度と信頼性の方です。
Ryzen 9800X3Dを活かすなら、DDR5の5600MHz程度を安定して動かせる構成を選ぶほうが効果的です。
私はメーカーで言えばMicronやG.Skillのものを使ってきましたが、やはり実績のある製品は安心感が違います。
これは地味ながら大切なことです。
それでも、多くの場合は32GBで不満が出ることはそうそうありません。
特にゲーム専用機としてPCを組む方にとっては、64GBは完全にオーバースペックと言えます。
コストを抑えて他の部分に投資する方が賢い場合も多く、私自身もそういう人には32GBを推奨します。
十分に快適で余計な出費を抑えられる。
このバランスは実務的にも重要なのです。
一方で、AIを用いた映像生成や高解像度での長時間の動画編集、加えて配信まで同時にこなすようなワークスタイルを思い描く場合は64GBが合っていると言えます。
実際に身を置くと、この違いの大きさを痛感します。
加えて、数年後を考えた見通しも無視できません。
今は余裕に感じても、数年以内に32GBが窮屈になる可能性は高い。
私は数年前、必要になった時に買い足せばいいと気楽に考えていましたが、同じ型番や同じロットのメモリを見つけられず、仕方なく異なるメモリを組み合わせた結果、不具合に悩まされました。
情報だけでなく、肌身で学んだ教訓です。
私の結論は実にシンプルです。
ゲームを中心に使うなら32GB。
それ以上の用途を並行して扱うなら64GB。
明確に使い方で線引きすべきだということです。
容量よりも用途に合わせる。
これがいちばん無理がなく理にかなっている判断だと私は思います。
そして、最終的には「自分の今の働き方をどう見ているか」に尽きます。
余計な見栄やスペック競争ではなく、自分の現実に合った選択をすること。
それが結局、後悔のない買い物につながる。
大人になってわかったことですね。
安心感。
確かな手応え。
これらを得るために、私は64GBを導入しましたが、すべての人に同じ選択をすすめるつもりはありません。
必要に応じて自分で踏ん切りをつける。
BTOか自作か、選択の基準はどこに置くべき？
Ryzen 9800X3Dを使ってゲーミングPCを組むと考えたとき、避けては通れないのがBTOにするか、それとも自作に挑むかという選択です。
私はこれまで両方を経験してきましたが、便利さを重視すればBTO、理想を追求すれば自作というのが現実的な落としどころだと感じています。
それぞれの良さも難しさも体験してきただけに、この二つの方向性の違いははっきりしていると思うのです。
BTOの魅力は、やはり完成品としての安心感に尽きます。
届いたら電源を入れるだけ、それで高性能な環境が即スタートできる。
私も忙しい仕事の合間にBTOを注文したことがありますが、届いた瞬間から普段の生活に馴染んでくれるあの感じは本当に助かりました。
まさに即戦力。
一方で、BTOには自由度という点で物足りなさがあります。
用意された中からしか選べないため、細部にこだわる人間には不満が残るのです。
私は過去に、静音性を重視したかったのに選べるケースが限られ、結果的に夏場に温度が上がり過ぎて不安で仕方ないという状況に陥ったことがありました。
その後、自分の手でケース交換をする羽目になり、正直「最初から自作の方が早かったじゃないか」と頭を抱えました。
苦い思い出です。
では自作はどうかといえば、これは文字通り「自由」の塊です。
パーツを一つひとつ吟味して、自分の理想を形にしていける。
最新のDDR5を選ぶかどうか、次世代規格のSSDに賭けるか、冷却方式を空冷にするか水冷にするか――すべて自分の判断に委ねられています。
机の上にパーツを並べて、順番に組んでいく時のワクワク感。
あの独特の高揚感は何歳になっても変わりませんね。
終わったあと「これは自分のマシンなんだ」と感じられる瞬間、心が跳ねるほど嬉しいものです。
ただし自由には必ず責任が伴います。
私は過去にマザーボードのピンを折ったことがあり、真っ青になりました。
自作は達成感と同時に、とてもシビアな現実を突きつけてくるのです。
その緊張感こそが良さでもありますが、気軽さという視点ではBTOには到底かないません。
性能を考えると、Ryzen 9800X3Dはせっかくの能力を引き出すために全体のバランスが大切です。
そのパワフルなCPUに対して中堅GPUを組み合わせてしまうと宝の持ち腐れになりますし、逆に最上位クラスのGPUを無理に合わせれば、今度は冷却と電源がボトルネックになります。
性能が出せるかどうかは、個々の部品の力ではなく組み合わせの調和次第。
結局のところ、ここが一番難しくて面白い部分です。
最近、友人がCore Ultra 7のBTOを注文したのを見て、私も改めてBTOの便利さを実感しました。
届いて電源を入れたら一発で起動し、何事もなかったかのようにスムーズ。
見ていて「これなら迷わず選びたくなるな」と心から思いましたね。
私はといえば、Ryzen 9800X3Dの自作に挑み、思うように起動せず半日試行錯誤しました。
疲労の中で得られる安堵。
むしろパーツの値段が高騰している時期には、BTOの方が仕入れのスケールメリットで安く済むこともあります。
逆に最新パーツをいち早く取り入れたい人にとっては、BTOでは選択肢に出てこないことも多いため、やはり自作が有利です。
この両者の違いは金額の比較以上に「どういう目的でPCを持ちたいのか」という姿勢にかかってくると私は思っています。
つまり買い方そのものに哲学が出るのです。
私の結論としては、安定と効率を優先するならBTOを選べば間違いなく安心です。
しかし、リスクを承知で自分だけの世界を作りたいなら断然自作です。
この二つの方向性は相反するようでいて、どちらを選んでも「正解」になりうる。
結局、何を求めるのか、その軸を自分の心で定めるしかありません。
最後に一つ。
私は失敗を恐れて立ち止まるより、挑戦したことで得られる経験の方が価値があると信じています。
同じ40代の立場から言わせてもらえば、忙しい毎日を送るなかでパソコンに何を求めたいのか、自分の答えを見つけることが大切なのだと思います。